第9話 『電話はこわい』


 やましんは、こんやも、うつうつしております。


 ときに、電話というものは、非常に恐ろしいものであります。


 電話を使った、脅迫まがいの行為や、あからさまに詐欺行為は、頻繁に報道されますし、やましんちあたりも、警官さまが、巡回しに来ては、危ない電話が多いから、気を付けるようにと、注意して行かれます。


 で、ふと、思ったのは、たいして歳でもないのに、仕事行かずに、自宅に籠ってるやましんは、どちらかというと、怪しい側の、部類なのかしら、と、思ったりもしたり。


 うーん、いや、有りうるなあ。


 しかし、まあ、大人しく籠ってるだけで、たまに、ネットにお話かいたり、楽器演奏したりしていたわけです。


 この、楽器やってるのは、わりに、プラスの要因かしら。


 とか、勝手に思っておりましたら、ころなさんで、さんざんです。


 しかし、いまは、感染してしまっては、かえって、世の中のお邪魔になるのではないか。


 ならば、籠ってることが、むしろ、社会の役に立つのではないか。


 やましん、むかし、『息子拉致した、金払え』という電話が、自宅に掛かったことがありました。


 亡きおやは、ぼくの無事を確認した上、無視したようです。ご立派。

 

 それとは、別に、むかし、やましん、悪いことしてないけど、『呪い殺すこともできるけどなあ。』


 と、言われたこともありましたが、『あんたを』と、言わないのが、つまり、世間話しだからね、ということらしいです。


 また、『あなたから、さきほど、電話があったのですが。』


 と、突然、どちらかさまから、問い合わせの電話があったのですが、そんな電話かけてないのです。


 そ、それは、なんだろ?



 恐いです。


 いずれ、相手のお姿が見えないのが、電話のこわさであります。


 最近は、電話は、相手が解る場合以外は、使いません。以外はすべて、録音します。


 むかしは、電話は、年よりの見守り役だったのですが、いまは、攻撃用武器になっておりますような。


 電話は、全廃すべきでは?


 まあ、でも、ないと困るかもしれない?


 大統領どおしの、ホットラインとかは。


 ならば、反撃用のシステムが、さらに、必要ではないか。


 対応は、ロボットさんにしてもらう。


 怪しいとみたら、すぐ、国際電話被害センターに情報が入り、相手がだれかを、割り出す。


 すると、ロボット警備員が、空を飛び、押し掛けて、確認したうえ、ひつようならば、制圧する。


 でも。それは、恐いしゃかいですねぇ。


 便利=こわい


 オカルト番組でも、ツールの主流は、どうやら、スマホのようです。


 むかしは、写真でしたし、それ以前は、お話し会とかでしたね。


 自由や便利には、危険が付いてくる。


 一番危ないのは、戦争ですね。


 さて、眠たくなりそうですか?


 やましん、さっぱりです。


 むかし、総武線ぞいに、幽霊えんとつ、というのがありましたが、ごぞんじでしょうか?


 電車から見ると、えんとつ、の本数が変わるというわけです。


 いまは、ないです。


 電話なんか、おうちに、ない時代です。


 

      🕯️なまごみだあ🕯️


 


 


 


 


 


 

 




 

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