『孤独で今夜も苦しいあなたに』

やましん(テンパー)

第1話 『深夜の空襲警報?』


 毎晩、丑三つ時を過ぎて、朝の領域が近づいて来る頃である。


 そう、ちょうど、今時だ。



 『う〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️。』


 『う〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️。』


 『う〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️。』



 と、空襲警報のような、かなり大きな唸り声が聞こえるのである。


 それは、まさに、地獄の内部から沸き上がるような、不気味な音である。


 直接耳にした者は、あまりの気味悪さに、気分を害すのだという。


 それは、やましんの寝室から、発生しているらしい。



 やましんは、昼休みに寝ていたためか、職場から事実上放逐され、さらに、奥さんは、うるさくて寝られない、として、寝室から、さらに、ふだん、いなくなったのである。


 その、唸り声は、今も止むことはないのだという。


      

      🕯️ なまごみだあ。🕯️

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