なにこれ?
寝ている時色々考えていた。もし俺があの時思いを伝えていたらどうっていたのか...と。
小中と同じ学校で、なんなら小三の頃から好きだったなぁ。
野々村真緒。
髪型はショートカット。色は黒髪。それなりに容姿も整っていた。
こともあり学校で男子の中ではそれなりに人気だった。
しかも親同士の仲が良く、昔から良く遊んでいた。
けれど、それは小六までの話。
俺のお母さん、真緒のお父さん、お母さんが旅行に行く途中に事故に遭い亡くなってしまった。
親父と俺と真緒は家に留守番していたから無事だった。けれど、それから真緒は空に籠るように他の人とも距離を置き、いつの間にか俺との距離もとってしまった。
あの時に戻れたら俺はもう一度真緒の事を支えたい。
♢
「起きて...」
「....ん」
目をうっすらと開けると、そこにはいないはずの女の子が立っていた。しかも、めちゃくちゃ可愛い。
何この状況??
頭の中を必死に回転させると、この状況が夢であると思った。
「なんだ夢かぁ」
「夢じゃないわ!起きなさい!」
「!?」
勢いよく起きるとそこに中学校の制服姿の
真緒が立っていた。
「な、なんで?真緒が?」
「なんでって優二の義妹になったからじゃない」
「は?」
「え?何優二寝ぼけてるの?」
(本当に真緒なのか?でも、確かに顔を見ると真緒だ。うん普通に可愛い。いやそれよりも、なんだこのリアルな感覚つねっても、痛いしどういうことだ?まさか…………………
タイムリープした!?)
(だとしても、おかしすぎるここは俺が知っている世界じゃない。こんなスマホ持ってなかったし。)
「なぁ真緒お前って………」
「優二いい加減準備して!入学式遅れちゃうよ!」
「????????」
優二が言おうとしたタイミングで話しを逸らしてしまい肝心な事を聞くことができなかった。
それからは、真緒の言いなりに準備し
中学校の入学式に向かった。
「
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます