家庭教師は最強魔女―落ちこぼれに捧ぐマンツーマンレッスン―

こしこん

人物紹介

生徒


シェリンドル・ローレリア(シェニー)

16歳

性別:女

趣味: 友達とおしゃべり

好き:新しい学び 動植物

苦手:大切なものを奪おうとする者


本編の主人公。

インセィズ魔法学園の四年生。一応魔法使いに分類されるが入学してから一度も魔法を使えたことがない。

インセィズ王国の北部にある農耕地帯を領地とする貴族、ローレリア家の娘で生まれた時から広大な自然に囲まれて育ってきた。

明るく素直な性格だが少し素直すぎるきらいもありそこにつけ込まれる形でヴィレッタと邂逅を果たした。

魔法は使えないものの座学、特に魔法薬学の知識は深く三年生の時には期末試験で学年首位を取ったこともある。

学ぶことへの意欲が強く授業以外でも人に教えを乞うこともある。保険医のロタルクスから応急手当を教わったのもその一環である。

選択科目は魔法薬学、生物学、天文学。



ヴラデヴィータ・ドランコルヤ(ヴィレッタ)

年齢不詳

性別:女

趣味:甘味巡り

好き:甘いもの 酒

苦手:辛いもの 魚

森の中にある遺跡に封印されていた古代の魔女。

本人曰く二千年前から封印されていたというが詳しいことは何も分かっていない。

体を手に入れるために一計を案じシェニーをおびき出すことに成功したもののその際に書かせた契約がねじ曲がりシェニーから離れられなくなってしまった。

その姿はシェニーにしか見えず、シェニーの体を借りなければ物に触れることすらできない。

とても尊大でわがまま。自分優先で甘いものが大好きな女王様を絵に描いたような人物である。

自分以外は基本下に見ているがそれが災いして足元を掬われることもある。

魔法にとても造詣が深く、今の時代では途絶えてしまった魔法や魔道具についての知識も豊富。

まだまだ不透明なことが多く謎めいた存在である。



ルジェッタ・ドワルホルン(ルジー)

16歳

性別:女

趣味:魔道具いじり

好き:歴史 魔道具 シェニー

苦手:醜い色 

魔法学園の四年生。

シェニーとは幼少期からの幼なじみで学園入学以前から家族ぐるみで交流があった。

気弱で大人しい印象を受けるが父譲りの一本芯を持っている。

魔法で動く道具、魔道具を扱う魔道具屋「ドワルホルン」の一人娘。子供の頃から店を手伝い魔道具に触れてきたため手先が器用で自分でも魔道具の研究や開発を行っている。

選択科目は考古学、経済学、魔法薬学。


レンデリア・ユフェルコーン(レンデ)

16歳

趣味:読書 クルージング

好き:海 家族

苦手:卑劣な輩 幽霊

魔法学園の四年生。

闘春祭でシェニーに負けたことがきっかけで交流を持つようになった。

実直で生真面目な性格で一見すると堅物のような印象を受けるがかなりノリがいい。

貿易を生業とし国王から数々の独自権限を認められている王国有数の大貴族、ユフェルコーン家の令嬢。

幼い頃から父の背を見て育ったため正義感が強く責務を貫く貴族らしい少女に育った。

親バカすぎる父の溺愛ぶりが最近の悩み。

選択科目は経済学、外国語、海洋学



ストラリーチェ・パナック(リーチェ)

15歳

趣味:手合わせ

好き:体を動かすこと 肉

苦手:頭を使うこと 寒さ

魔法学園の三年生。

闘春祭でシェニーに惚れ込んだことで交流を持つようになった。

よく言えば大らかで快活、悪く言えば細かいことは考えずその場の勢いで行動する猪突猛進な性格で思い立ったら行動せずにはいられない。

家は辺境の地方領主で亡き父に代わってリーチェの兄が当主を務めている。

当初は家族と一緒に働きたいからと学園行きを断ったが家族より自分のことを考えて欲しいという母の説得により学園に入学した。

自分が強くなれば家族を助ける力になれると信じており日夜トレーニングに励んでいる。

選択科目は生物学、外国語、国語


ドナーク・ギーグカール(ドナ)

15歳

趣味:歴史収集

好き:歴史 一人でできること 同志との語らい

苦手:陽キャ 集団行動 家族

魔法学園の三年生。

リーチェの紹介を通じてシェニー達と知り合った。

自称日陰者。

多人数で賑やかに騒ぐ所謂「陽キャ」に馴染めず普段は一人で過ごすことが多い。

そんなドナが苦手とする陽キャそのものなリーチェとは何故か仲が良く自由奔放なリーチェによく振り回されている。

普段は寡黙であまり人と話したがらないが興味のあること、特に歴史の話になると途端に饒舌になる。

選択科目は考古学、外国語、海洋学




教師


エレノアール・イーベルジュ

24歳

趣味:フィールドワーク

好き:歴史 骨董品

苦手:学会 人付き合い

考古学教師。

若くして海外の魔法学院を卒業した神童でエミーが赴任するまでは若き天才と評されていた。

よく言えば研究熱心、悪く言えば歴史の虫な変わり者。

暇があれば古書を買い漁ったり付近の遺跡等を散策したりと公私共に歴史漬けな日々を送っている。

服装にほとんど頓着しないがかつての恩師からもらった指輪をとても大事にしている。


エスタミア・ガンダリン(エミー)

12歳

趣味:パズル

好き:魔法 自然

苦手:大きな街 海(泳げないから)

中等魔法学教師。

12歳で海外の魔法学院を飛び級で卒業した若き天才。

魔法の扱いに長け永遠にも匹敵する長命を持つ種族、エルフの一員であり種族の特徴である長く尖った耳がトレードマーク。

本国で就職する予定だったが年齢が仇となって就職先が見つからず、実家で燻っていたところを噂を聞きつけてやって来たエデルバに見初められ学園の教師として採用された。

学園の一年生よりも幼く多くの生徒からは親しみと尊敬?を込めてエミーちゃんと呼ばれている。

学院卒業は伊達ではなくあらゆる属性の魔法に精通した魔法のプロフェッショナル。

基本の四大元素のみならず難易度が高いとされる木の魔法も難なく使いこなす。

教師としてはまだまだ経験が浅く、他の教師達に早く追いつけるよう日夜研鑽を積む一方で自分が送れなかった同年代の子供達との青春を謳歌する生徒達に眩しさを感じている。


メディクリア・ドラシィ

38歳

趣味:薬の研究

好き:調薬 芳しい匂い

苦手:自信のある振る舞い

魔法薬学教師。

魔法薬の造詣が深く教師としても優秀だがとてもネガティヴで自己評価が低いのが玉に瑕。



セイスタッド・クリアスタ

45歳

趣味:天体観測

好き:占星術 家族

苦手:若い子の機敏

天文学教師。

2mはあろうかとう巨躯に筋骨隆々な肉体と一見すると歴戦の戦士にも見える風貌をしているがれっきとした教師。

見た目と担当科目が合ってないと言われることを密かに気にしている。

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