少女漫画

欲しいものリストをメモ帳につける。

ジェットストリームのブラック。

ハイテックの0.5ブラック。

高価なものはコンタクトのワンデイ。

そうやって私は日々を消費していく。

ステイ・ホーム。部屋がクラブと化す。

少女漫画をふと読み返す。

ヒロインが不遇なのは、それを消費する私のせいなのか。

切なさとやるせなさでいっぱいになりながら、

私も不遇なヒロインの少女漫画を描いている。

ーせめて最後はハッピーエンドで。

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