〇“ケモノ”について。

　見た目は常人ならば吐き気と嫌悪感で碌な思考を奪うほどの、醜悪性。

　その身体能力は、一番弱い丙種でも常人の数倍ほど。

　食性については、人を喰らう模様。しかして、他動物による実験結果から、猿類などですら食べないらしい。

〇“ケモノ”の脅威度。

　・丙種………魔法少女でなくとも、Ⅴ弾を装填した銃器を装備した国士で討伐は可能。そして、この種類の個体は、“異能”の類を保有していない。

　　種類：狼型など。

　・乙種………魔法少女でなくとも、Ⅴ弾を装填した銃器を装備した国士の編隊で討伐は可能。そして、この種類の個体は、場合によっては“異能”の類を所有している可能性がある。

　　種類：海豚型や甲殻に覆われた奴など。

　・甲種………魔法少女複数人や、大型兵器を投入した国士等、その他にも６９『火雷』を着込んだ国士により討伐は可能。そして、この種類の個体は、その殆どが“異能”を所有しているか、強力な戦闘技術を保有している。

　　種類：鎧武者や植物型など。

　・歴種………魔法少女によって構成された編隊、またはⅤ弾を装填した艦隊、もしくは戦術核により討伐可能。───少なくとも、国家クラスの戦力が必要となる。そして、この種類の個体は、その殆どが、複数の戦術クラスの“異能”を所有している。

　　種類：海上に出てきた奴など。

　・覇種………複数の国家の総力戦にて、その上消耗度外視でどうにか討伐は可能かと思われる。しかして、その討伐報告はこの数十年で、五体のみ。そして、その種類の個体は、戦術クラスの“異能”を複数所有している。

　　種類：───。

　・──………───。

　　種類：該当データ、なし。

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