その19.ホルモン治療2ヶ月余りの経過だったり、病院の窓口で本人だと思われなかったり、不安定になったり
2021年11月3日
ホルモン治療を始めて2ヶ月。
血液検査が2種類あった。血栓ができているかを見るのと、ホルモン濃度…かな? を見る検査。この2つ目の検査代が高くて、ほんとは半年に1回らしいんだけど、初回だけは、最初の2ヶ月投与してから検査するんだって看護師さんに説明を受けた。
その2週間後、久しぶりに主治医の診察があった。血液検査の結果を見る限り、何も問題はないので、このままの量で継続するみたい。なんか、一方的に話されて、それで「はい、じゃあ注射打ってきてねー」と打ち切られそうだったので、ホルモン剤を変えるとか、量を調整するとか、そういう話になるのかと思って話を割って聞いてみると、同じ答えが返ってきた。今までの量で問題ないらしい。
ちなみに、血液検査の結果の紙は、もらえませんでした。
言えばもらえるのかもしれないんだけど……。今度ホル注の時に聞いてみようかな。
最近は、乳頭の痛みもだんだん消えてきていて、胸が膨らむのも、そろそろ落ち着きそう。
おかげで、うつぶせ寝ができるようになってきた。ちょっとまだ痛いけど。
注射を始める前は、いびつな形をしていたけど、ホルモン療法を始めてからは、多少、形がふっくらとしてきて、ずいぶん「まし」になった印象がある。それが何よりもうれしい。それでも、「まし」という程度の感覚であり、憧れるあの形とは程遠いのだけれど……。
外見に関しては、何とも言えない。というか、当然、骨格が変わるわけでもないんだけど、ホルモンを打ち始めてから、「印象が少し違うね」とか「柔らかくなった」とか言われるようにもなった。たまにだけど。でも悪い気はしないよね。嬉しいよ、もちろん。
そうそう、この間、胃腸科(精神薬を飲むとどうしてもお腹の調子が崩れます)に行って、受付で診察券と保険証を出したら、受付の女性の方がしばらく固まって。
(……あれ?ひょっとして出す診察券間違えたのかな?何か見返してる?)
と思ってたら、
「あの、ご本人様はあとで来られますか?」
と聞かれて。
そこでやっとピンときて、「あぁすいません、私が本人です」ってことで終わりました。
これって、いわゆる女性カウントされた、ということなんですよね…!
あとは、バスとか電車って、今は隣につめて座ったりしないじゃないですか。
でも、奥に詰めて座ってると、割と隣に女性が座ったりすることも増えてきました。
こういうことも、今後増えてくるんでしょうかね。
嬉しい体験だったからよかった、というのもあるし、人生初、でしたからね。
男性ホルモンの減少は、確実に感じています。
性欲がゼロだし、まったくそんな気持ちにならないし。体つきも、なんとなく柔らかくなってきたし。
これが、打ち始めて2ヶ月後の経過です。
でも、順調そうに思えていたら、急に自分に自身が持てなくなったりして、乱高下することがあります。
私は配信アプリ(REALITYというアプリです)で、3Dのアバターを作って、いろんな人の配信を聞きに行ったりしていますが、たまたま「両声類」の方の配信を何度かみることがありました。
それがトリガーになったのか、自分に持ってないものを持っている人と、今の自分を比べてしまい、どうしても自分が情けなく感じたりして、すごく不安定になりました。
これもホルモンの影響なのでしょうか……。
幸い、ツイートするとすぐにフォロワーさんが助けてくれて(話を聞いてくれました)よかったのですが。
あぁ、こんな風に不安定にもなるんだ、と痛感しつつ、ホルモン治療を続けています。
では、また次の日記で。
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