第40話 それぞれの“思い”

異世界ことなるせかい―――幻界の出身であるラプラスのトキサダが来て随分な時間が経った。 トキサダがラプラスである―――それ以上の事を、私は知らないし、知りたくもない…けれどそれは、知ってしまえば私達のこれまでのかんけいが消えてなくなってしまうのではないかと思っていたからだ。 けれどそんな、私の甘えた想いとは関係なく“現実”と言うモノは冷たく突き付けてくるものだと感じてしまった。


それにトキサダは、お母様やギルガメシュのおじさま…それにササラ様が言う様な“悪い”ラプラスではないと思う。

私がそう思えてしまうのも、トキサダやクローディアさんみたいに私達に害をなさないラプラスもいれば、私達が産まれてくる以前にお母様たちと激しく闘ったラプラス…幻界と言う異世界から魔界わたしたちのせかいへと侵略をして来て、お母様の故国を滅ぼした者達もいるのだ。

確かに歴史に遺された文献ではそうなっており、否定し難い部分ではあるのだと思う、けれどそれは私達にも言えるのだと思う―――ならば魔界の住人達が総て“善性”なのかと問われれば、それは“間違い”だとも言えるからだ。 それにこれは、私がトキサダと一緒に冒険をしてきた事で、彼に背中を預ける機会が増えてきたから……こう言う事を言ってしまうと仲の好さばかりが目立ってくるけど、時たまには意見の違いなどで激しくやり合ったりはするのだ。


「何で判らないかなあ?ここは私に任せなさいって言ってるの!」


「判らない事を言っているのはリルフィ殿であろう!ここは拙者が先陣を切るのが筋と言うものではないか!」


「あ…あのぉ~~と、止めなくていいんですか?」(オロオロ)

「ん~~?別に…やらせておけばいいだろう。 それに、“狗も喰わん”と言うからな。」

「そうだぞバルバリシア、下手に介入して手をツッコんで大火傷はしたくないものだしな。」

「しかしの~~~う、あれは最早夫婦喧嘩ではないかと思うのだぞよお?大体今言い合っておるのも…」(ニヤニヤ)

「ほえ?リルフィ様とトキサダさんて、いつの間に結婚してたんですかあ??!」(ビックリぽん)


「ちょっとあんた達!好き勝手な事を言ってんじゃないわよ! こ…これは、そ、そんなんじゃ―――ないんだからねッ!!?」(←恥ずかしすぎて顔から火を吹きそう…とは言え満更でもない)

「ん、んん~~~?お前ら結婚したんじゃなかったのか?」(しれぇ)

「リルフィまでも私を残して結婚してたイイ男捕まえてたとはぁぁ~~~嬉しいやら、哀しいやら、悔しいやら~~~」

「もおぉぉっ…お姉ちゃんまでえっ!トキサダも何か言ってよお!」

「そうだぞ各々方おのおのがた、拙者とリルフィ殿とはまだまだそんな間柄にござらん。 まだ“手を繋い”だりとか“膝枕”くらいしかしてもらっておらぬ!!」

「な、なんだ、と?まだ“接吻ちっす”もまだとか??とっくに済ませていると思えば……」

「以外に奥手よの~~~う、ならばあの男の、ラゼッタが奪ってしんぜようかの。」(キシシシ)

「ラゼッタあ……それ、冗談でも次言ったらシバキ倒すからね。」(ムハァ~~)


これは、“ある日”の光景ひとコマでもあったのだが、大体ボク達はこんな具合に日々を過ごしている。 仲間達と協力をし、苦楽を分かち合い、時にはバカをしたりもする……こうした事は本来『皇帝』であるボクには味わえない経験だった。 だけどこの魔界の超大国の次代を約束されているリルフィ殿にはそんなしがらみなどないように見えた。 しかしそれは見えないように見せているだけであって、リルフィ殿がスゥイルヴァンの王太子であるしがらみは消えていない。 ではどうしてそう見えてしまうのかと言えば、やはりそこはリルフィ殿のご母堂が関係しているのだろう。


        * * * * * * * * * *


ボクも魔界へ来て随分と経つ、そこでクローディアにこれまでボク達ラプラスが魔界にしてきた経緯を教えてもらった事があるが、ここまでひどいものとは思わなかった。 魔界で起こっている状況などは『賢者』を通して知ることは出来たものの、真実は伝えられていないものだと言う事に気付いてすらいなかった。

ラプラスの『皇帝』であるボクをないがしろにし、邪神の操られるままに好き勝手にしてきた『賢者』達、もし―――ボクが彼女の仇敵かたきだと知られたなら…それでも彼女はこれまで通りの表情でボクと向き合ってくれるのだろうか。


「トキサダ様、どうかなされましたか。」

「クローディアか…少し考え事をしていた。」

「“考え事”―――とは?」

「いつまで騙しおおせられるものかと。」

「そんな事でしたか……私は大丈夫だと思いますよ。」

「何故そんな事が?一体どんな根拠が……」

「“根拠”―――ですか…」


彼女―――クローディアは、本来はラプラスの教会に勤めていた『司祭』の一人だった。 そう…いわば“ある一件”がなければ、邪神の手先に成り下がって魔界侵攻をくわだてた『賢者』の一派でもあったのだ。 ただ彼女は、『賢者』が一時いっとき発してしまった短慮の所為もあり―――また思い通りにいかない上手く行っていない現状に業を煮やした結果、謂れなき罪―――“冤罪”に問われてしまいなかなぐさみ者に成ってしまったらしい。 そこを『“闇”の化身』―――エニグマなる者にいざなわれ、“闇”を纏った『闇司祭ダーク・プリースト』に成って果ててしまったのだ。


思えば―――現在のボク達があるのは、『賢者』が発してしまった一時いっときの短慮にあったのだ。 あのような事さえなければ、“現在”はまた別の歴史を紡いでいたのだろう。

だからボクは『賢者』を怨むつもりはない。 ボクも元服をしていささかの分別がつき、ラプラスボク達がしてきた歴史コトを振り返ってみた時、“彼女”達になんとも申し訳の仕様もない事をしてきたものだと思ってしまった。

―――敗北まけて良かったと思う…敗北まけていたからこそ“現在”の絆があるのだと―――そう思っていたのだが…


少しばかりの沈黙の後、クローディアの口からは……


「では、あなた様は、あなた様が私達の『皇帝』であると言う事実以外で、リルフィーヤ様やあの方の仲間達を欺けていたと?」

「(!)そんな事はない―――そんな事をしてしまえばボクはボク達をないがしろにしていた『賢者』達と同じになってしまう!」

「それが答えになります。 もしあなた様が私達ラプラスの『皇帝』だと知られたとしても―――まあ確かに知られてしまった当初としては動揺はしますでしょうが…あなた様がこれまでに真摯に築き上げてきたかんけいは裏切る事はありませんよ。」


それはボクにとっての救いの言葉となったが―――反面リルフィ殿の哀しげな表情を見たくないと思ったのも事実だったのだ。


          * * * * * * * * * *


ただ―――現実としては思う様にはならない…それというのもある日の出来事で、ある冒険者のPTがの襲撃にあったと言うのだ。


「ねえ―――どうしたのアグリアス。」

「ああ…なんでもアルペジオ達が、な―――」

「(アルペジオ…って)―――SランクやAランクで固めたPTが?一体何者の仕業なの…」

「(…)あまり大きな声では言えないのだがな―――その特徴からしてラプラスだとも…」

「(!!)そんな?でも……だって―――」

「リルフィ、お前の言いたい事は判るがまだこれは確定された事実ではない。」


「いや―――そうも言っていられなくなった。」

「アルティシア―――」

「そう言う噂が流れてすぐ“上”の方達も動いたと言う事だ。 そう…“噂”で―――ここまでの対応をすると言う事は何かを察していたからだと思わなければならないだろうな。」


その噂は、誰かが流した性質の悪い“モノ”だと思っていた。 だってここにはトキサダもいると言うのに―――何かの間違い…本当に性質たちの悪い噂であって欲しいと思っていたのに……なのに、私のそんな思いとは裏腹に、その噂以降トキサダの姿を見る事はなかった。


           ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


「クローディア―――これは…」


皇帝ボク』の家臣団である『近衛』の姿が確認され始めたのは、丁度リルフィ殿の誕生日会の前後からだった。 その噂は、ボクにとってもあまり好ましくない噂だったが、噂が―――“噂”でなくなる時…そう、それは誕生日会以降またボクと面会を求めた魔王カルブンクリスの一言から始まった。


「最初にこれだけは言わせてもらおう。 本来はこんなかたちでやりたくはなかった―――ラプラスの『皇帝』トキサダ…いやシゲトキ殿、この紋章に見覚えは。」

「ボクの“真名しんのな”を―――いや、それも当然か…あなたにしてみれば、今のラプラスの『皇帝』の名が何であるかなど既知も同然。 しかし―――なぜこの紋章…『近衛』のが?!」

「さある冒険者のPTが、何者かに襲われた―――これは君も耳にしている事と思う。 だから私の方でも人を派遣して事の真偽を確かめたのだ、そうしたら…」

「この紋章を着けた者達だった―――と…」


この時のボクの証言で言質げんちは取れたのだろう―――が…これ以降魔王カルブンクリスは言葉を発しなくなった。 いや…―――のではない、どちらかと言えば“沈黙”を守っていただけ。

しかし“沈黙”がこれほど不気味なモノとは思わなかった、正直な話し何事かを発してくれていればこちらの心境も穏やかになれたのだろうに…ボクにはその“沈黙”は、今代の魔王の『オソレ』と思うようになった。


そしてこの後、ボクはどうすればいいかをクローディアに求めたのだった。 すると彼女は―――


「バカな…一体どう言うつもりなんだ!ボクは……ここにいると言うのだぞ?なのになぜ『近衛』が動いているなどと……!!」

「(…)確か『近衛』は『皇帝あなた様』のめいなくしては動く事はないはず…なのに動いていると言う事は―――」

「ああ…そう言う事だクローディア、『近衛』が『皇帝ボク』のめい無くして動くはずはない―――『皇帝』すら陰で操っていた『賢者』達が居なくなったかと思えば、今度は『元老院』や『枢密院』のヤツらか!よくよく我欲を満たしたがる連中もいたものよなあ! だが…それが判ったからとてボクはどうしたらいい?このまま、のこのこと、この間抜け面をリルフィ殿に晒すような真似をしたくはない。」

「ですれば…このまま姿を晦ましなさいませ。」

「現実から逃避にげろと?!そんな真似をするくらいなら……」

「いいえ、私が言っているのは『一時的に身を潜ませなさいませ』と言っているのです。 今あなた様が仰いましたように、このタイミングで皆さんの前に姿を晒すなどは愚考の極みと言えるでしょう。 まあ確かに『姿を晦ませる雲隠れをする』と言うのはあまりいい印象を与えませんが、ここは一つ私をパイプに“上”の方々に折り合いをつけてみたいと思います。」


毎度のことながらクローディアには世話を掛ける…だがこう言った時に彼女以外に頼れる者はいないものだと感じているのもまた事実。 ボクも行く行くは元の鞘に収まることが出来れば、クローディアに何か報いてやらねば…と思った。


         * * * * * * * * * *


トキサダが姿を見せなくなって半年以上が過ぎてしまった。 同じラプラスだから―――と、クローディアさんに彼の行方を尋ねてみたものの、『知らない』『判らない』の一点張りだった。


ただ―――それにしては最近よくギルガメシュのおじ様や竜吉公主様達と接触をしているらしい……


「しかし―――また何でこんな時期に…って事だよなあ?」

「ギルガメシュ、そうは言ってもああ言った連中だったじゃないの。 私からしてみれば不思議でもなんでもないんだけどなあ?」

「アンジェさんたら、また身も蓋もない―――とは言えも不可解ではあるのですよねえ~。」(ムヒ)

「今までこの世界を騒がしてくれた者共の勢力が滅されたとはいえ、未だにこの世界に顔を出す不埒者もいたものよ。」

「はい―――邪神やそれに操られていた『賢者』が居なくなったのですから、侵略行為が止んだのは判ります。 ですが…また別の危惧が。」

「つまり、“まとめ役”が居なくなっちゃったから歯止めが利かないって?そんなの暴徒じゃないの。」

「いえ、それがですね―――いるみたいなのですよ…“まとめ役”。 以前にも報告しましたようにラプラスには『皇帝』というのがいるらしくて……」

「では―――その『皇帝』が?!」

「さあ―――…そこまで私は知っているわけではありませんが、その可能性は著しく低いと思われるのです。」

「それじゃあ何か?今オレ達の世界にお邪魔をしている連中は『皇帝』とやらからの命令を受けず、独自の判断と見解で動いているって言うのか。」

「(…)これはある―――信用できる筋からの情報なのですが…今現在各地で確認されている者達は“ある者”を探しているのではないか―――とも…」

「声を落としなさい―――聴かれているわよ…」


いきつけの食事をする処で、個室に入って行く4人の冒険者の身形みなりをした人達―――それを私はギルガメシュのおじ様やササラ様、竜吉公主様達ではないかと当たりを付けた。 そして今回の経緯に関する事が話し合われるのだろうと思った私は、悪いとは思いながらも≪盗聴ぬすみぎき≫をしてしまったのだ。 そうしたら思っていた通りに今回のラプラス達の一件だったので、早速≪盗聴≫を立ててみる事としたのです。 すると―――どうやら現在確認されているラプラス達は、ほぼ私の予測通りの行動を取っているのだと感じた……


それは―――そうか…自分達の君主が居なくなったと知られれば、その側近達は探しに来るはず、特に私の時なんて冒険者になる前に“真似事”をするなどをしてその度にお父様が捜索隊を組織させて大事おおごとにしちゃったもんねえ~~~


それに、トキサダは―――…


けれど“ここから”が重要処だと言う処でアンジェリカさんに気取けどられてしまい、結局知りたかったことは聞けずじまいに終わってしまったのだ。 しかし後から思ったんだけど、あの人達私が≪盗聴≫してた事に気付いちゃってたんだろうなあ~……



それから更に数ヶ月―――随分とまたリルフィ殿達と会っていない。 それもまた『皇帝』の部下の不始末の所為で。 しかもクローディアの指示に従い身を隠していたものだったが、状況は日々悪化していた―――…


「なんだと?今では近隣の集落や村を襲い略奪行為が行われているだと……それでは暴徒と変わらぬではないか!」

「それも致し方のない事かと。 なにしろ魔界ここに来る際には“身一つ”ですからね。 そう…“身一つ”―――装備品はあれど水や食料などは持てない、つまりは現地調達となるのです。」

「これが『賢者』達の行っていた“遠征”の実態だったと言うのか……!よくもこんな無計画で事を起こそうなどと―――」

「その『無計画さ』こそがラブラスわれらの真骨頂―――魔王様に言わせてみれば『実に上手い手を思いついたものだよ』と感心すらされていましたけれどね。」


違う…は感心などではない、稚拙過ぎて呆れられている感じだ。 まあもっともそうした皮肉が言えてしまうのも当然と言った処か……


「それで―――トキサダ様はどうなされますか。」

「うん?ううむ―――…」

「もし―――トキサダ様さえよろしければ話し合いが出来る場を模索いたしますが。」

「それはありがたい、協力感謝する。」


やはりここは魔界の頂点に立つ御仁と直接話し合わなければならないか……しかし、とは言ってもこれは対等な立場ではない。 今代の魔王殿は聞き分けの好い御仁だと見受けられたが、それはボク個人の主観が入っているからだ。


魔界このせかい―――ひとつの世界を統べる者は“個”と言うものを棄て“衆”の為に動くが道理、まだ積極的に侵攻していた頃は示威的行動を見せつけて対等な立場に持って行けただろうが…果たして魔王殿はこの未熟者の言い分をどこまで聞いて下されるだろうか―――


          * * * * * * * * * *


「こうして“公式”に話し合うのは初めてになるね。」

「この若輩者に対し過分な配慮―――いたみ入ります。」

「それはまあさておき……今回私は魔王として会っているけれど、“記録”には残さない―――いいね。」

「はっ―――つくづくの配慮、感謝いたします。」

「それで君は、身内の不始末をどうしたい。」

「此度の件は身内の不始末―――なれどそれを引き起こしたのはボクの不始末。 故に処分はこの身に一任して頂きたい。」

「ほう―――君は大事な臣下を“斬る”と言うのか。 しかしそれでは……」

「これ以上の過分は配慮はご遠慮いただきたい! ボクは今日こんにちまでの日に魔界の住人達と交流を深めたことによって、もっと柔和な関係が築けるものと知れました。 しかしながら…当初のラプラスの対応の仕方が悪かった―――邪神にそそのかされていたとはいえ侵略と言う行為は下の下策にもとる行為だと理解できたのです。 それに…最早魔界に攻め込むだけの戦力があるものとは思えない―――故に、この身内の不始末は『皇帝』であるボク自身が着けます!」

「(…)そこまでの思いだったとは―――私も君の事を少しばかり見誤っていた様だよ。」

かたじけない―――」


この話し合いの場は、公式であったとしても“記録”には残されてはいない。 なぜならのラプラスの『皇帝』が魔王と対面をしているのだから。 それはまた魔王カルブンクリス様なりの配慮があったものだろう、曲がりなりにもラプラスの『皇帝』であるトキサダが自らの権限を以て暴徒と化している自分の部下達を“斬る”……こうした事が明文化されて後世に遺されてしまえば一転してトキサダの立場も危うくなってしまうからだ。


そんな事…しなくたって良かったのに―――今不始末を起こしているトキサダの部下は、私の手で成敗してあげたのに……


そう―――私は気付いていた、“彼”の本来の身分など、だけどそれを態度に顕わしてなんになるのだろう。 ラプラスの『皇帝』を―――公開処刑して終わり…? そんな事で容易たやすく終われるものと思っているの? 終わるわけがない…終われるはずがない……お母様が過去にラプラスの手によって自分の故国を滅ぼされた時に誓ったように、幻界の人達も魔界の住人達わたしたちを許すはずもない…


ううん―――お為ごかしは止めよう。 今の私達はトキサダであり、リルフィなのだ。 はっきり明言てしまおう―――私はトキサダの事が好きだ、愛している。 本来は恋愛それが目的ではなかったけれど、彼と一緒に冒険をするようになって恋愛そういう感情が芽生えてくるのは自然な流れと言うものだ。 彼が私の事を大切に想ってくれているのと同様に、私も彼の事を大切に想っている―――そんな二人がラプラスの『皇帝』だの、次期スゥイルヴァン女王だのと、そんな下らない理由で引き裂かれたくない…それに、こんな想いが芽生え始めたからこそ、私がトキサダに成り代わり、現在私達の世界を騒がせている連中を成敗してやろうと考えたのだったが―――…





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