第三章
無題
朝。アラームの音に絶望しながら目が覚める。
結局また生きてしまった。ちゃんと起きてしまった。生きてても価値がないのに始まる今日に、一体何の意味があるのだろう。
もう一度目をつむる。屋上から飛ぼうか、電車に飛び込もうか、首を絞めようか。
終わり方を考えているときだけは、心が安らいだ。
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