無題

 白い天井。午後十四時。本当は大学に行かなければならないのに、行けなかった。


 ベッドから起き上がることができない。今更起きたところで何にも間に合わないけれど。


 あれから部屋は散乱したまま。片付けなければいけないけれど、何もする気が起きない。


 ただ、仰向けになって天井を見ながら「ごめんなさい」と泣きながら謝ることしか、できなかった。


 自分に何の存在価値があるのだろう。自ら失ったのに、なんでこんなに泣いてしまうのだろう。




 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい―――。

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