賢者はチートを断罪する
@gyokuki_kazuma
第1話 テスフェーネは首になりました。
「はあ・・・ほっんとにこれからどうしようかな」
私、アーレクド・テスフィーネは人生最大の難関に進路を阻まれた。
貴族のアーレクド家に生まれ、過ごしてきたこと16年。
母や父は宮廷魔法使いになることを応援してくれ、私は宮廷魔法使い見習いになったころから自分が宮廷魔法使いになる姿以外を考えなかった。
少しさぼってしまうこともあったが基本的には見習いのころから修練を積み重ねそこらの有象無象魔法使いでは歯が立たないくらいになった。
事実、私のステータスはこんな感じだ。
ーーーーーー
個体名 アーレクド・テスフィーネ
種族名
基礎戦闘能力
体力 1208
知力 73629
俊敏 2300
魔力 99012
闘力 5001
水属性魔法LV51+水属性魔導LV17+水属性制御LV1
風属性魔法LV41+風属性魔導LV13
火属性魔法LV38+火属性魔導LV12
土属性魔法LV38+土属性魔導LV12
光属性魔法LV30+光属性魔導LV10
闇属性魔法LV30+光属性魔導LV10
加護、耐性
水属性耐性+水属性鑑定
龍の加護+龍眼鑑定
トブサガング国の加護+ギルドランクA
ーーーーーーーーーーー
私は能力的で宮廷魔法使い序列第3位まで登っていたのにもかかわらず、あと少しというところで家格の邪魔が入った。
そこまではまだ許容範囲だった。
最大の難関が来たのは6日前、いきなり筆頭に呼び出されて何かと思えば複雑で難解な闇属性の魔法陣の起動を命令され神の使徒たちが降臨した。
彼らは何の努力もしない元学生たちのくせして戦闘能力は全て10000越えさらには
自分がここ9年間努力してきた者と同等のものが努力を知らない学生どもに渡される?訳が分からなかった。
それから私たち宮廷魔法使いの多くはお役御免になった。
私たちより優秀な神の使徒が30名いるし、私たちは必要ないと判断されたのだろうと推測している。
今後冒険者になる?
獲物は全て神の使徒たちが持っていきろくな稼ぎにもならないだろう、αレベルの冒険者ならともかくS程度なら神の使徒以下、SSもよくて同等なのだから。
そんな憂鬱な気持ちや思いをすべて吐き出したい。
「絶惺に行くか・・・・」
私は月に一度しかないバー、「絶惺(ぜっせい)」へ向かう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます