転生特典を悪用の神 人間界へ追放か
惑星間での人口の不均衡を解消行するための異世界転移奨励特別措置、いわゆる転生特典を人間にちらつかせ自身の信仰を不正に享受していたとして神界審査委員会特捜部の事情聴取を受けていた査問の神が、事実関係を認める供述をしている。
「こうでもしないとキャツらは祈ろうとしない」
転生特典は主に人口が極めて多い地球から、成長途上の新惑星の繁栄を目的として(西暦では1910年ごろから)始まった措置である。
しかし、近年では神界から追放された元神によってその事実が広く知れ渡っている。転生特典の存在が人間たちに明るみになったことで、人間たちがさまざまな能力を要求するようになったことが事件の背景である。
査問の神のように人間と関わりの深い神が人間心理を悪用し、自身の信仰と引き換えに恵まれた特典を約束する事件が後を絶たず、神界審査委員会特捜部も対応に追われている。
特捜部では査問の神に対して横領の容疑で逮捕し余罪追求に移る。人間界への追放処分となれば今年で3件目となる。
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