第7話 北の国へ



暖かな陽射しを朝日が与えてくれる


それでも風はまだ冷たく

凍える手に息を吹きかける


水はまだ冷たく

暖めた手をまた冷たくし

冷たい水で顔を洗うと

清々しい気持ちになれる


外へ出て朝日を浴びると

眩しい日差しに包まれ


北の大地で春を待つ人々に

思いを馳せる


未だ白が残る大地で働く力強い腕

皆の為に食事を作る皺だらけの指


私は蒼い空を眺める

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