一つ、話をしよう、、、

狐遊 レナ

第1話

私の今の名前はアルス

前世の記憶を持ち、今は前世よりも上位の世界で「主神に仕える天使」

そんな肩書でやっている。


最初に主神様が並んだ魂たちに話していた時、周りは何も反応していないことに気が付いた、主神様の隣にいた人?が

「今は記憶も何もない器の状態なんだから意味ないじゃん」

そういってるのが聞こえた


話が終わった後主神様のところに近づき、とぎれとぎれではあるものの前世の記憶があることをはなすと、軽い感じで事情を教えてくれた。

まず、今の私の状況は魂の漂白ミスが原因らしい

そして、先ほどのは主神様の日課のようなもので、

新しく生まれていく魂たちへの激励らしい

私に与えられた選択肢は二つ

もう一度漂白して記憶を失い新しい人生を歩むかここで主神様に仕えるか

神の役に立てるかもしれない、そんな軽い考えで主神様に仕えることを選んだ


それから10年、神々に鍛えられ神格を獲得した。

担当は虚ろ、


前世での自分は周りから意識されない影の薄い人間だった

目立つことはないが、名前は覚えてもらえないが、忘れられることもない、


そんな私は幼いころから神を、神様の存在を信じていた

宗教的なものではなく、ただこの世界にはすべてのもとを作った神様がいる


そんな風に信じ続けていた、実際にあの世界にも神様はいたし

今じゃ上司だって神様だ。


そんなこんなで


「この世界に存在する神の序列上位9柱との同時戦闘にて8柱以上を先頭不能にし勝利する。」

これが主神から課せられた私の最後の試練

これが終われば地上での任務休暇が始まる


周りから、9柱の神が迫る。


地神、水神、炎神、風神、雷神、光神、闇神、時空神、武神、、、

この世界の上位神たち、


武神から槍が雨のように飛んでくる

槍の雨をよけ終えると、突っ込んでくる神々と魔法の雨


魔力で剣を作り出す、


地神の大斧を躱し、水神の細剣を弾く、風神の槍を受け流し、

炎の塊を剣で切り裂き、水の槍を蹴り返し

風の刃を蹴りつぶす、岩の塊を殴って砕く

闇には光を、光には闇を、雷は躱し

残った魔法には圧縮した魔力をぶつけて相殺する


飛び上がり反撃に転じる


闇で視界を奪い雷撃を付与した氷の鎖で動きを封じ、

炎を纏った剣を連続で叩き込む

血の代わりに薄紫色の魔力が宙を舞う


圧縮された魔力をぶつけられるが気にせず切り続ける


魔力を圧縮して竜巻に炎を混ぜ込む

炎の竜巻が神々を覆う

雷撃を足して行動を阻害する



魔力量による力押し、魔力をひたすらにつぎ込み続けて5分ほど、


魔力を散らすと倒れているのは5、


足りないのは、地神、武神、時空神

武神は近接各党が得意だったはず、、

後ろ、、いや、上かっ


目を疑うほど巨大な大剣が迫る、


剣を翳し、、受けるっ!

腕と足の骨が砕ける、即座に治し剣を払いのけ

頭に蹴りを叩き込む。


そのまま、背後から近づいていた地神に武神の大剣を叩き付け

かかと落としで地面に叩き付ける


この2柱はさっきの竜巻で限界が近かったらしい

これで8、、


残るは時空神のみ

全く弱ってるように見えない


そしてこれで、必要な条件だった8柱を、倒した、、、


パチパチパチパチ

「予想外、予想外」

とても予想外とは思っていなそうなニヤついた様子、、


だが、条件は満たした、、

「そうですか、これで地上行きの条件を満たしましたね、主神様、」


「条件の提示から三日で達成してしまうあなたが異常なのですがねぇ

無理な条件を出したつもりだったのですが、、、」


「では、出発は三日後なので、、、」


そう締めくくり私はその場をあとにした。

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一つ、話をしよう、、、 狐遊 レナ @kmgm122azz

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