シーン(9-2)
【サンタクロースにラブレター(後編)】
ビルが仕事を終え、家に帰ってくる。
ベッドルームで眠るタビサの枕元には手紙が置かれていた。
◯タビサとビルの部屋(深夜・晴れ)
BGM ビルのテーマ(?)
ビルが家に帰ってくる
SE ドアが開く音
SE 歩く音
ビル「ただいま。……タビサ?」
しばらくして……
SE ドアが開く音
ビル「寝てる、か」
ビル「この時間だものな」
ビル「ん? この紙は……。うちの会社のサンタサービス申し込み用紙……か?」
ビル「こんなもの、よく手に入れたものだ」
ビル「自分で取り寄せた様子もなさそうだったし……。もしかしたらレイチェルが渡したのか?」
SE 紙が擦れる音
ビルが手紙を読む
タビサ(ビルの想像)
「私のサンタクロースへ
メリークリスマス!
私には大好きな人がいます。
彼といっしょにいられるだけで幸せです。
けど、彼は忙しいのです。
でもね。彼とベッドで眠る毎日が大好きなんです。
疲れ切っててくたびれててかっこよくはないんだけど、こどもたちの笑顔のために働く彼はかっこいいし素敵だと思います。
だから、彼といっしょにいられる毎日をくれてありがとう。
ビル、愛してる。あなたと出会えて私は幸せ。
恋人より」
ビル「……俺もだ、タビサ」
ビル「これだからこの仕事はロボットには任せられない」
ビル「愛してる。また明日」
ビル「……明日が人生最良の日になりますように」
ビル「おやすみ」
ビルはタビサにキスをして、タビサの隣で眠る
タビサは眠りながら声を漏らす
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