シーン(2-5)
【手紙を書くといい】
タビサはレイチェルにサンタサービスの申し込み用紙を押し付けられ、ビルに手紙を書くように勧められる。
◯レストラン『キャロル』(夜・くもり)
BGM レストランっぽい曲(ジャズ)
レイチェル「あ、追加で期間限定のクリスマスケーキを。ホールで」
タビサ「……今日割り勘ね」
レイチェル「いいの? あたしのが食べてるのに」
タビサ「いいよ。レイチェルの食べっぷり見てるとどうでもよくなったから」
レイチェル「タビサ、ありがとうね!」
タビサ「はいはい」
レイチェル「ちょっと早めのクリスマスプレゼント……って言ったってサンタサービス申し込み用紙の余りなんだけど、あげるよ」
レイチェル、用紙の束(かなり減っている)を渡す
視聴者に申し込み用紙を見せる
レイチェル「サンタクロースってクリスマスは人に贈り物をするばかりでもらうことなんてないからさ」
レイチェル「ビル、手紙だけでももらうと嬉しいと思うよ」
ここ、とレイチェルが便せんのサンタクロースへのメッセージ欄を指差す
レイチェル「それに、手紙だったら伝わるかもね」
タビサ「アナログの手紙なんて書いたことないし……」
レイチェル「メールは書けるんでしょ。だったら書けるって」
タビサ「でも……」
レイチェル「「でも」も「だって」もないの。書かなきゃプレゼントは届かないよ」
レイチェル「いいから! 持っていきなよ!」
レイチェル、タビサに用紙を押し付ける
◯レストラン『キャロル』 店先(夜・晴れ)
レイチェル、帰ろうとする
タビサ「待って!」
タビサ「あの、えっと、良いクリスマスを!」
レイチェル「良いクリスマスを。お互いにね」
レイチェル「またね!」
タビサ「またね!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます