ボイスドラマ「サンタクロースとラブレター」
ヤチヨリコ
あらすじ
あらすじ(タビサの話)
テクノロジーが進歩し、ロボット技術の発展と普及が進んだ世界。それによって、人間がやらなくてもいい仕事が増えた。しかし、タビサの恋人であるビルは前時代的な手動での仕事(配送業)をしていて、タビサとのデートをすっぽかしてばかり。休日に呼び出されても仕事を優先して駆け出していく。
そんなビルに、このままでいいのかとタビサは悩む。
タビサはビルからの謝罪のメールに返信できずにいた。
タビサは親友でビルの同僚のレイチェルに夕食をいっしょにたべようと誘われる。
浮かない顔をしていたタビサはレイチェルになにかあったのかとたずねられ、素直にビルとのことを打ち明ける。
レイチェルは驚いて大声をあげ、タビサにたしなめられる。
レイチェルはそんなことで悩まれても困ると申し訳無さそうにつぶやく。それから一日だけしか表舞台に立てなくても裏では色々なことが動いているのだと語る。
タビサはそれを聞いて、思いをぶちまける。最後に「もう疲れたよ。別れたい」と言うと、その後からビルへの思いがあふれて、それを涙ながらに語った。
真剣に話を聞いていたレイチェルが「もうすぐ、クリスマスだよ」と突然言う。
レイチェルやビルは『サンタクロース』である。
こどもの笑顔を見るためにはサンタクロースはなんだってやる。みんな誰しもがこどもであった。つまり、昔こどもだった大好きな人の笑顔も見たいと思うサンタクロースはたくさんいる。そんなことをレイチェルは語った。
レイチェルは自分が働くサンタサービスの申し込み用紙のあまりをタビサに渡すと、タビサにそれを使ってビルへの手紙を送るといいと提案し、手紙を出さなかったらプレゼントは届かないと言って、用紙を押し付けていった。
タビサは用紙を持って、家に帰る。
手紙が書けないとタビサはまた悩む。ビルの好きなものは思い浮かぶのに、ビルへの言葉は思い浮かばない。もう思ったことを書こうと思い、思いの丈を綴った手紙を枕元に置いて、タビサは眠る。
いっしょに住んでいる部屋にビルが帰ってくる。ビルは手紙を読んで、タビサにキスをして、タビサの隣で眠った。
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