チュートリアル
「いやー、随分話し込んじゃったね!じゃ!お待ちかねのオンリーワンスキル獲得の時間だ!」
「オンリーワンスキル…?」(なにそれ?)
「えー!?自分で作れるスキルのことだよ!え?これ目的で買ったんじゃないの!?」
「前作が好きで…」(特に下調べをせずに買ってしまった…)
「うっそでしょ君…」
「すみません…」(すみません…)
「うぇっ!?そんなに謝らなくても良いから!」
「でも…」(俺がちゃんと下調べしてれば妖精ちゃんに手間を取らせず済んだのに…)
「そんなに考えなくていーの!こういう説明が私のお仕事なんだから!」
「ありがとうございます…」(妖精なのに天使だ…)
「えへへ…ありがとねっ!じゃ、説明していくよ!オンリーワンスキルは成長するの!最初は自分で効果を決められるけど弱い効果ばかり…でも!成長すれば強力な効果になっていくよ!」
「さらに成長には二種類あってね!自分で強化できる進化と自動で強化される成長があるんだ!」
「なるほど…?」(何故に二種類?)
「これから二種類ある理由である"タイプ"を選んで貰います!」
「タイプ?」(タイプとはなんぞや?)
「"タイプ"はどういうスキルになるかって方向性だね!まずは攻撃型、防御型、補助型の3つから選んでねっ!」
「あ、それなら防御で。」(やっぱタンクって縁の下の力持ちって感じでかっこいいよな!)
「おお…!分かってるね!次は防御スキルでもどんな防御をするか、耐久型、回避型、反射型の3つから選んでねっ!」
「うーん…反射型で」(序盤はソロだろうし反射型が安定かな?)
「ほー!ソロタンクですか!中々珍しいね!」
「ですよね…」(俺、コミュ障だしな…)
「えっ…えーっと…つ、次はスキルの名前!かっこいい名前にしてね!」
「え?かっこいい名前?じゃあ
「え?もっと派手な名前になると思ったんだけど…意外と普通?」
「いや、まだ弱いので」(成長して変えられるなら妖精ちゃん好みの派手な名前にしよ)
「やったー!成長するたび名前は変えられるからぜひ私好みの名前にしてね!」
「分かりました」(これは気合を入れた名前を考えとかなきゃな…!)
「じゃあここからは効果を決めて行こう!効果は自由に決めてよし!私がOKしたら実際にスキルになるよ!」
「つまり強すぎるスキルは駄目ですか。」(そこはバランス取れてるんだな)
「そのとーり!じゃ!早速言ってみなさい!」
「クールタイム短めの発動時に受けたダメージをそのまま返すカウンタースキル」(序盤はソロのつもりだしこんなんでいいか)
「え、えぇ…、一発OKだなんて遊びの無い!」
「あはは…」(妖精ちゃんには迷惑かけたくないしね…)
「むー、浪漫は無いけど気遣いはあるので良し!」
「ありがとうございます」(やさしい…)
「もうっ!そんなに褒めるなんて…チュートリアル
も終わりだしスキル上げちゃう!」
「え!?」(ありがとうございます!でもなんでだ!?)
ースキル【妖精の寵愛】を獲得しましたー
「こんな強そうなスキル…良いんですか?」(ついででくれるにしては凄いな!)
「いいのいいの!じゃ!本編世界へ行ってらっしゃい!」
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