第50話:王太子視点 ※閲覧注意
特殊な(?)性描写があります。
自衛お願いします。
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何度も何度も、俺の前でアンシェリーとタイラーがまぐわう。
アンシェリーが懐妊した。
女が生まれれば良いと願った。
そうすれば、俺の子供であるユダが後継になる可能性があるからだ。
今は私生児扱いだが、このままアンシェリーが男を産まなければ、将来的には認知できるはずだ。
生まれたのは、男だった。
いつの間にか、両親が事故で亡くなっていた。
俺は戴冠式を行い、王になった。
何も生活は変わらなかった。
いや、いつの間にかフローラが来なくなった。
後継が生まれてしばらくして落ち着いたからと、アンシェリーとの閨事が再開された。勿論、相手は俺ではないが。
その時の朝の性欲処理に、その道の女が呼ばれるようになったのだ。
毎回三人で来る女達は、俺の体で色々と試していた。
「これを
「えぇ?アンタの店って特殊な性癖持ちが多いからなぁ」
「試してみれば良いじゃん」
女が俺の発起したアレに棒を刺した。
先は丸くなっているが、痛いものは痛い。
ある程度からは入らないようになっているようだが、とんでもない所に変なものを入れられる恐怖は無くならない。
女が三人がかりで俺の体を横向きにして尻の穴に何かを入れた。
そのうち「支えるの辛い」と、俺を支えていた女が手を離してしまった。
勃起して棒が入ったままの陰部が体の下敷きになる。
「あ、この方が穴が開いて楽だわ」
後ろをいじっていた女が笑った。
俺はこんな屈辱的な事をされるほど、アンシェリーに恨まれているのだろうか。
俺が何をした?!
アンシェリーではなく、フローラを選んだだけだ。
幼い頃からの名前だけの婚約者だったアンシェリー。
もっと俺に尽くして、俺を愛してくれる女だったら、俺もお前を愛しただろうに!
お前が、俺を愛さなかったのが悪いのに!
お前が、俺に尽くさなかったのが悪いのに!
選ばれなかったのは、お前の自業自得なのに!
今日も夫婦の寝室でアンシェリーが俺の前に立つ。
「王陛下、頑張って子作りしますわね。王国の為ですもの、頑張らないといけませんわ」
そう宣言してから、タイラーと仲睦まじくベッドへ向かって行った。
いつまでこの地獄は続くのだろうか。
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