第49話:王太子視点 ※胸クソ注意 R18
性行為描写があります。
自衛お願いします。
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俺は、夫婦の寝室の
アンシェリーが俺をベッドへ移動できるわけがないのに、なぜソファに座らされたのか。
あの女、変な性癖でも持っているのか?
それならそれで、構わない。
俺を満足されてくれるならな。
なるべく
メイドに磨かれたらしいアンシェリーが部屋へと入って来た。
しかし俺の所へは来ないで、部屋にあるもうひとつのソファへと行ってしまった。
ワインを飲んでいるのか。
柄にもなく緊張しているのか?
あのプライドの高い女が全て奉仕する側なのだ。初夜なのに、だ。
今夜だけは、体が動かなくて良かったな。ざまあみろだ。
しばらくすると、男が部屋に入って来た。
あぁ、やっぱり俺をベッドへ移動させるのか。
そう思っていたのに、入って来た男は侍従でも下男でもなく、バスローブをはおったタイラーだった。
「よろしくお願いしますわね」
部屋に入って来たタイラーに、アンシェリーが当たり前のように声を掛ける。
タイラーもアンシェリーの向かいのソファに座り、ワインを飲み始めた。
何が起こっているんだ。
二人は仲睦まじげに何かを話しているが、俺には何も聞こえなかった。
いや、聞こえているが頭が拒否しているのかもしれない。
雑音にしか聞こえない。
アンシェリーが俺の前に立った。
「王太子殿下、本日は初夜になります。頑張って後継ぎを作りますわね」
そう言って体を隠していた布を床に落とすと、完全に成熟した女の体を薄い肌着で包んだ、初夜の準備がされた
フローラとは結婚前に色々済ませた為に、初夜らしい初夜が無かった。
「私とフローラは、どちらが美しいかしら?胸の大きさは勝っていると思うのですが」
もし俺が動けたら、ベッドに押し倒して胸を揉みながら、前振りもなく突っ込んでいただろう。
早く俺の側へ来い!
俺に奉仕しろ!
何度でも子種を
「腰の細さも勝っているよ」
アンシェリーの細い腰を掴み、大きな胸を揉む俺以外の手。
「もう、馬鹿。いやらしいのね」
恥ずかしそうに体をひねりながらも、拒否しないアンシェリー。
二人はくちづけを交わしながら、ベッドへともつれ込んだ。
フローラよりも豊満な胸が揺れている。
白くて艷やかな足がタイラーの腰に絡む。
普段の冷たい顔からは想像も出来ない蕩けた表情に、甘い声。
獣のように何度も交わる二人を、俺はただ眺めるだけだった。
股間は痛いくらい張りつめているのに、
あれは俺の!俺の物になるはずだった体だ!
「あぁ、思ったよりも出血してしまった。ごめん。無理をしすぎたな、初めてなのに」
「フフ……この痛みすら愛おしいですわ。初めて愛する人と結ばれたのですもの」
ベッドの
それからしばらくすると、二人分の寝息が聞こえてきた。
俺は、その後も寝れずに朝を迎えた。
フローラが迎えに来て、下男に自室のベッドまで運ばれた。
「ヤコブ、やっぱりアンシェリーじゃ満足できなかったんだ」
俺の発起したままの股間を見て、フローラが笑った。
裸になったフローラが俺にまたがる。
俺の上手く動かない腕を持ち上げたフローラは、それを自身の胸へと押し付ける。
指に力を入れて揉んだ。
俺は昨夜のアンシェリーの痴態を思い出しながら、目を閉じた。
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