青空のこえ

小説大好き女子

第1話 合格発表

「行ってきマース!」咲月は元気よく玄関の扉を開けた。今日は桜野高等学校の合格発表の日だ。咲月は幼稚園の頃から桜野高等学校に入りたいと思っていた。なんせ、校舎は綺麗だし、制服も可愛い。おまけに校則がないのだ!しかし、その代わり入学試験がとてつもなく難しく、へんさち70以上はないと合格は難しいと言われるくらいだ。咲月は元々頭が良かったものの、今まで異常に勉強に励んだ。何度も泣きそうになったし、もう辞めたいなんて何時も思った。それでも諦めなかった。きっといつか私の努力はいろんな人の役に立つんだ!そう思うと、勉強も頑張ることが出来たのだ。そしてついに、まちに待った合格発表が行われた。桜野高等学校には、合格発表を見に、たくさんの人だかりができていた。咲月はその人ごみをかき分けながら 1番前の列にたどり着いた。「えーっと、17983番っと、、、あった!」咲月は嬉しさのあまり大声で叫んだり飛び跳ねたりした。すると、ドン!と誰かにぶつかった。「すみません!ご迷惑をおかけして!」そこには綺麗な顔立ちの男の子がたっていた。すると突然その男の子が「さっつー!?久しぶりだな!」といった。え?咲月は訳が分からず戸惑ってしまった。しかし、これが2人の出会いだったのだった。

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