第35話100本ノック⚾️
✉️『次の企画を考えました。今度の主人公は四畳半に住む四浪中の二十二才……そこにバブル期に亡くなった二十歳の女性が……地縛霊となって……』
内職の動画漫画シナリオ発注のメールが入った。
タイトルだけの時もあれば数行のプロット込みの時もある。
今回は大まかな流れだけである。
カクヨムにログイン。ワークスペースを開き、自ら小説タイトルを
100本ノック!とした所をポチッとする。
もちろん未公開。一生未公開。著作権ないから仕方ない。
なぜタイトルを100本ノックにしたのか?
どんな
野球やったことないけどね、喩えが好きなデバネズミ。
一本目はめちゃくちゃ緊張したけどちゃんと取って返した。
10本目までは楽しんだ。楽勝、楽勝。
5000字から7000字の読み切り小説だから慣れている。
色んな球が来るのだよ。主人公が全て男性。
俺とか僕の一人称。もうそれだけで難しかったけど。
キャンプに行ったこともない。ビリヤードやったこともない。
ナイトプールも知らない。マッチングアプリも……。
と、愚痴ってる暇はない。納期は一週間。書くしかない。
調べる。動画を見まくる。主人公になりきる。
感情移入する。自分が納得いくものを納品したい。
面白いか面白くないか、一目瞭然で結果が分かる漫画動画。
30本目キャッチ後、小説形式からシナリオ納品にチェンジ。
球が取れない。難しい、難しすぎる。
汗と涙。足が追いつかない。泣きたい。断ろうか?
そっちばかりが気になってアイデアが中途半端だ。
展開がつまらない。適当に書いてしまいたい。
いや、何があっても100本受けてみせる!
───負けてたまるか!
昭和のスポ根かよ! って自分にツッコむデバネズミ。
怪我したよ。片手打ちだよ。間に合わないよ(泣)
繁忙期だよ。クタクタだよ。間に合わないよ(泣)
───負けてたまるか!
いや、違う。グローブをちゃんと持ち、基本の姿勢を思い出せ!
好きで始めたこと。やりたくて始めたこと。
練習はいつか創作の糧になる。自分にプラスになる。
70本目納品。ワンレンボディコンの地縛霊納品。
目標の7割を達成すると、不思議だ。
力が出てくる。また楽しくなってくる。ファイト!
やっぱり創作が好きだと、書くことが楽しいと
心から思えたよ。35万文字の筋肉がついたぞい!
あと、30本で達成する。
この先、新しいことに挑戦しようか、
球が来るまで取り続けようか迷うデバネズミ。
新しいこと。
⚫︎カクヨムで自主企画を立ち上げる。
⚫︎全てのコンテストに参加する
⚫︎二次創作に挑戦
などなど。
皆さま、他に何かあったら教えてちょんまげ。
幸年期になること何でも受付ちゅう💋
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