第2話 今日から俺は無一文てかなんなら億超え債務者(笑)いや全然笑えねぇよ



「あっ俺は何も、ってこれは?——「主がやったんじゃろうが、黒い石を持ったと思ったら、、、」

「へっハッすっすいません気づいたら此処にあの、それより此処は?俺の知る限りこんな所に店はなかったと思うんですが、、、」


「バカかお主は、周りが見えんのか?、此処は貴族御用達の商店街だぞ?」


※この世界ではダンジョンや魔物が現れた事による影響で物資の価値が変わり魔石などを使った道具や建物などが出来、強い者と弱い者の差が顕著に出始め余りにもその差が大きくなり下の者と同じ扱いなのを我慢出来ずに

金がある者などがストライキを起こし貴族制度が適応されていた。



「こっ、此処は、(俺でも知っている、テレビの取材とかでも良く出ていた、でもなんで、俺は確かにいつもの、まて、よなんで俺は遠い所まで電車を使って炎属性の適正検査に来たのに、なんで俺は


「聞いているのか?、今日は幸いあんまり商品が無かったが、流石に全部となると流石に軽く数十億はくだらんぞ??」


「ッ!?」

その金額を聞かされた時には余りにも現実離れした金額に放心していた

まぁそれだけダンジョンが出来た時から経済は超高速で回り続けているという事なのだが


「ベッ弁償、は」

「勿論してもらうと言うところだな、まぁわしも鬼ではない、一年だ、一年無利子で担保しておいてやる、だからそれまでに返済方法を確立しておけ、逃げはせんほうがいいぞ、なんたって貴族様が絡んでるからな、あと金じゃなくても商品での弁償も受け入れよう」


「あっあと少しでも節約とかやめた方がええぞ、桁が桁だからの、

それよりも多く金かけて少しでもいい武具買ってダンジョンで稼いだ方がまだマシじゃ」



そう言うと初老のお爺さんは去っていったが神楽は腕の急な痛みに襲われて服の裾を捲ってみると左腕に黒い複雑な模様の様な刺青、の様な物が浮き出ており、

消えろと思えば消え出て来いと思えば浮き出てきた。






「なん、だよ、、これッまるで適正者の魔法印じゃ無いか、、、」


そう、その刺青は魔法の適正検査で適正有りと診断された者にのみ発生する魔法印という物でありそれは人それぞれ違うが、特徴としてそれぞれの魔法の色、そして身体の一部分の変化で有る、まぁ今はそれに関しては割愛するのだが。


因みに神楽は髪の色が葵色から真っ白な白髪はくはつに変わった、

あと学校で話していた二人はどちらも髪色に影響があったのだ、何がとは言わないが



「ハァ〜、帰るか、どう帰るのかはわかんないけど、、、、ッ!?」


なんと店から出たときそこに広がっていたのはいつも通りの自分が住んでいた街並みの一角であった。

そしてその店から一歩出て後ろを向くとそこにはもう何も無かった。


「なんだったんだ、」

そんな夢みたいな出来事があったのだが先程の店での出来事と——『逃げはせんほうがいいぞ』

という一言がどうしても頭から離れなかった







それから数日後の夜



「あれから少し調べてみたんだが、まず『ステータス』」


————————————————————


 【種族】 人類

 【名前】 甘咲神楽

 【年齢】 十六


 【生命力】40

 【攻撃力】26

 【防御力】13

  【魔力】0

【魔防御力】12

  【俊敏】8

  【幸運】27


【装備】 初級防具 短剣

【装飾】 無し


———スキル——————————————

ステータス操作 刻印

————————————————————


———称号———————————————

祝福されし者 黒に魅入られた者 適応者

————————————————————


「わからなくは無いんだが【黒に魅入られた者】コレは多分あの黒い宝石が影響してんだろうな、あとあの【刻印】ってスキルは多分この左腕の刺青みたいなやつだよな、」


「内容は、今はまだいいな、、、あと多分あの石は七つ目の宝石か、なんせ【適応者】なんてのが有るくらいだからな。

六つの適性なんもなかったから確信してるけど………

アイツらに言うのはまたいつかだな、言っても信じないか、信じられても政府に連行。

宝石がもう無いからその分国奴隷になって働かされる、それは我慢被りたい。


あと万が一アイツらにまで迷惑が及ぶのはな、はぁッ皮肉なもんだな、せっかく魔法が使えるかもって、適正が有ったってのに誰にも言えない、バレたらお尋ね者だ、

別に誰かにひけらかしたいってわけじゃあ無いけど、これからはどうにも窮屈になりそうだ」



そう言い神楽はステータスウィンドウを閉じベットの上に横になりながら目を閉じ意識を落とした










「よっ翔吾昨日ぶりだな」




後書き


今回で話数的には三話ではなく第二話目ですね、タイトルが難しい...本当に、何かアドバイスなどが有れば是非是非、そして次は記念すべき第二第三そして第四の主要?にしたいキャラが出てきます!!まぁまたすぐ一旦居なくなるんですがね、暫くは主人公の育成編になるのかな?と思いますのでそちらの方も宜しくお願いします。


少しでも面白かったなど更に続きが気になると思って下さったそこの貴方、是非イイねや星、コメントやフォローなども宜しくお願いします。



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