いい気分転換になれば良いのですが。
セイントのレベルが100になったのは、深夜のことでした。
さて新しいスキルは?
【聖戦】です。
これは自分を含めた強力なバフを味方に付与するというスキルですね。
この手のスキルでは効果量、効果範囲ともに破格で、使う価値がありそうです。
転職を起動します。
《【転職】
セイント(レベル100)
ノーブル(レベル55)
ファイター(レベル61)
スカウト(レベル68)
フェンサー(レベル52)
ランサー(レベル52)
ライダー(レベル62)
グラップラー(レベル31)
プリースト(レベル20)
メイジ(レベル40)
ブラックスミス(レベル50)
アルケミスト(レベル26)
マーチャント(レベル1)
オフィシャル(レベル1)
メイド(レベル1)
トリックスター(レベル28)
テイマー(レベル60)
バード(レベル30)
ダンサー(レベル50)
ロード(レベル25)
ウォーロード(レベル26)
カースドナイト(レベル1)
アサシン(レベル21)
ハンター(レベル1)
エクスカリバー(レベル100)
グングニル(レベル36)
ドラゴンナイト(レベル1)
チャンピオン(レベル20)
ビショップ(レベル23)
オラクル(レベル1)
セージ(レベル24)
ウィザード(レベル100)
サモナー(レベル60)
ネクロマンサー(レベル1)
パペットマンサー(レベル20)
パラディン(レベル30)
モンク(レベル21)
ルーンナイト(レベル22)
バトルマスター(レベル28)
ハーミット(レベル100)
ダンジョンマスター(レベル100)
エンペラー(レベル100)》
さて次はルーンナイトの予定でしたが、フェンリルの強さを目の当たりにした今、次のクラス選びは再考の余地があると思いました。
候補に挙がるのは、バトルマスターかグングニルですかね。
前者は名前の通り戦闘特化クラスですし、後者は恐らくレベル100で【槍術創造】の習得があります。
槍術創造で新たな槍術を開発してミアラッハに伝授することで、私たちの戦力を増強できる目論見があります。
うん、悪くないですね……グングニル。
よしこれで行きましょう。
《名前 クライニア・イスエンド
種族 人間 年齢 15 性別 女
クラス グングニル レベル 36
スキル 【日本語】【レクタリス地方語】【ルテイニア地方語】【算術】
【礼儀作法】【宮廷語】【全属性魔法】【闘気法】【真闘気法】
【聖闘気】【練気】【仙術】【呪歌】【魔曲】【舞踏】【馬術】
【騎乗】【人馬一体】【錬金術】【魔法付与】【鍛冶】【量産】
【人形使役】【剣技】【剣術】【葬剣】【剣理】【槍技】【槍術】
【葬槍】【鎚技】【二刀流】【多刀流】【武器伸長】【霊鎧】【聖殻】
【素手格闘】【投げ】【関節技】【格闘術】【回避】【対人戦闘】
【先の先】【後の先】【魔法斬り】【鎧貫き】【突撃】【気配察知】
【罠感知】【罠設置】【魔力制御】【魔法範囲拡大】【魔法収束】
【魔力自動回復】【同時発動】【多重魔力腕】【消費魔力軽減】
【多重詠唱】【無詠唱】【魔法武器化】【魔力強化】【耐性貫通】
【怪力】【宗匠】【俊足】【跳躍】【魅力】【気品】【美声】
【カリスマ】【威厳】【獅子心】【幸運】【夜目】【鷹の目】
【第六感】【過去視】【未来視】【夜の王】【毒無効】【不眠不休】
【誘惑】【威圧】【畏怖】【指揮】【鼓舞】【士気高揚】【戦技教導】
【福音】【変身】【光輪】【光翼】【飛翔】【不滅】【絶対命令】
【聖戦】【魔法創造】【剣術創造】【創世神信仰】【神託】
【シャルセアとの絆】【ルマニールとの絆】【ヨルガリアとの絆】
【アルマルドとの絆】【小型召喚】【騎獣強化】【迷宮管理】
【迷宮帰還】【迷宮の申し子】【迷宮外設置】【迷宮介入】
【迷宮破壊】【経験値20倍】【熟練度20倍】【転職】》
さて神域に至った魔物をどう効率よく対処するか、対策を練らねばなりません。
魔法創造と剣術創造あたりが突破口となりそうです。
時空を斬り裂く〈ディメンションソード〉が効果があったことから、剣術〈次元断〉を生み出すことにしました。
〈次元断〉はその名の通り次元、空間を斬り裂くという強力な剣術です。
この調子で槍術にも空間を破壊するような術を追加できれば、ミアラッハも戦力になることでしょう。
朝までのんびりと過ごしてから、ミアラッハと共に朝食を頂き、迷宮都市キャストルリアーヌへ転移します。
家はキキーモラが綺麗にしてくれているので、快適そうなんですが使う機会はなさそうですね。
冒険者で賑わうこの街の中心にある大迷宮に向かいます。
ここが破壊されたら失業者で溢れることになりそうですが、私が神の階梯を昇るためには必要なことですし。
他国が混乱することになるのは、ウチの帝国にとっては利益にはなっても毒にはなりませんしね。
いつも通り迷宮の扉をくぐって、魔法陣のある部屋へ。
そして第七十階層へ転移します。
さあ、今日は第八十階層へ向かいますよ!
終わりが見えてきはしましたが、中ボスの強さもかなり厄介です。
雑魚は雑魚で大精霊やグレータードラゴンといった大物が出てくるのでサクサクと殺して進みます。
第七十五階層の中ボスは?
フェニックスです。
コイツも神獣ですね。
不死の代名詞ですが、倒せるでしょうか?
とりあえずアダマンタイトの魔法の剣を〈ストレージ〉から抜き、光翼と〈縮地〉で接近。
新たに開発した〈次元断〉を試します。
ゴッソリとフェニックスの羽根を削ることができました。
舞い散る火の粉が鬱陶しいですね。
〈フレイムプロテクション〉をミアラッハと私にかけます。
〈次元断〉が効果があったので、これで攻めることにしましょう。
ミアラッハの方は……やはり神性に阻まれてろくにダメージを与えられていません。
さて、聖戦を発動します。
いい感じに強化されましたが、ミアラッハの魔槍がフェニックスの神性を貫通するほどではないようですね。
私の方は絶好調です。
〈次元断〉を繰り返し放ちながら、フェニックスを削っていきます。
「CRUUUUU!!」
フェニックスが炎の嵐を呼びますが、既にかけてある〈フレイムプロテクション〉がそれを無効化しました。
いや、炎を浴びたフェニックスがみるみる再生していきます。
慌てて〈ブリザード〉を放ち、炎の嵐を相殺しにかかります。
さすがフェニックス、厄介ですね!!
その後、なんとか押し切って勝利しました。
「クライニアの攻撃は効くのに、私の魔槍は通じなかったね……」
「仕方ないです。空間を破壊する手段がミアラッハにはないのですから。でも安心してください、近い内に空間を破壊する槍術を編み出してみせます」
「編み出すって……クライニアはなんでもできるわね。もう驚きを通り越して呆れるわ」
フェニックスの死体を〈ストレージ〉に仕舞い、先に進みます。
雑魚にヴァンパイアが混じり出しますが、ミアラッハの魔槍で殺せる相手です。
特に問題もなく、第八十階層へ。
第八十階層の中ボスは?
ヨルムンガンドです。
やはり神獣カテゴリ。
巨大な毒蛇です。
開幕、私は聖戦を行使しました。
ヨルムンガンドは毒の霧を吐き出します。
広範囲というか地上部分は毒霧で満たされてしまいました。
ミアラッハは咄嗟に空歩と縮地で逃れましたが。
私はといえば、毒無効があるので平気ですね。
アダマンタイトの魔法の剣を取り出し、いざ〈次元断〉を叩き込みます。
効果あり、やはり空間ごと斬り裂く攻撃にまで耐性はなさそうです。
問題ないので、そのまま〈次元断〉で削り続けます。
ミアラッハも奮闘していますが、いかんせん相手が悪いですね。
神性の壁を超えることはできませんでした。
五分ほどでヨルムンガンドを倒した私は、死体を〈ストレージ〉に仕舞います。
毒攻撃と体当たり、牙による噛み付きくらいしか攻撃手段のないヨルムンガンドは、フェニックスより楽な相手でした。
相性が良かったのでしょう、毒無効に感謝です。
戦闘中に試行錯誤していたミアラッハには悪いのですが、亜神との戦いともなるとさすがに力不足ですね。
早く槍術を編み出して、戦力にしたいところです。
手を繋いで転移魔法陣へ。
ミアラッハは口数が少なくなりました。
疲れているのか、自分の魔槍が通用しなくてしょげているのか……。
冒険者ギルドでグレータードラゴンの素材を卸し、フェニックスとヨルムンガンドの死体を売却します。
フェニックスの羽根は万病に効く薬の材料として珍重されており、一枚が金貨100枚にもなります。
それが本体ごとごっそりと来たので、冒険者ギルドは支払う金貨を用意するのに数日待って欲しいと言ってきました。
グレータードラゴンの素材もかなりの金額ですし、お金には困っていないので、快く待つことに。
夕食を摂ったら、リュートを引く時間です。
ミアラッハはテキパキと兵棋演習の駒を作成していますね。
いい気分転換になれば良いのですが。
さてオーガ先生のところでグングニルを鍛えますかね。
昼間の迷宮探索でも結構な経験値を稼げているのですが、さすがに今晩中にレベル100は無理かな。
DPもオーガ先生たちを強化するには心もとない数字ですしね。
さあいざ、経験値稼ぎをしましょう!!
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