第5話 噂話と別れ話と。

やっぱりずっと会えないなんて

すれ違いがはじまっちゃうよね。


私にも、新しい友達ができて

人間関係もかわってくると

仲のいい男友達もできた。


もともとサバサバしてる私は

友達男子と喋るのは苦手ではないし

男子ののりで打ち解ける。


それを見てヤキモチを妬かれる

ってことが、その頃の初めての経験で。


「あの二人いい感じ」とか「あの二人両思い」とか・・・勝手に吹聴される。


真実じゃないことだから別にかまわないけど・・・


あなたの耳にも届くのはイヤだった。


誤解させてしまったのに、そんなことも知らずにいた私。

突然の別れ話をされて

傷ついたのに・・・もうずっと会ってないから仕方ないんだ。「うん」て言うしかないんだ・・・。こんなにイヤなのに、悲しいのに

その気持ちも吐き出せずに1人飲み込んで


隠れて泣いた。


後で、噂話がきっかけだと知って

ショックだったけど


もう、私たちはムリなんだって

あきらめてしまった自分がいた。


大好きなだけで、私は何もできない。

あなたには、新しい出逢いもあるだろうし

新しい生活を楽しんで欲しいとも思った。


少しの距離だったのに

でも、会うこともできなかった私は

あなたに恋し続けることを

急にやめてしまったの・・・。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

想いのままに... mai @smai

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る