第2話 オルゴール

夏休みに入る日

渡されたオルゴールのプレゼント。

「記念に」

つきあいをはじめた記念にと

私に用意してくれてたなんて・・・


恥ずかしくてまともに顔もみれないような

彼女なのに。

2人でいても緊張して、話も上手くできなくて・・・


つまらなさすぎて、いつかふられちゃうと心配でたまらなかったのに




嬉しくて、何度もネジをまいては繰り返し

流すオルゴール。

夏休みの間・・・エンドレス。


幸せすぎて舞いあがってしまう。


あなたが私のこと考えながら選んでくれた

初めてのプレゼント。


あなたからの初めてのプレゼント。


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