#3:生還者

 コテージの外へ出ると、雨は弱くなり始めていた。

 林檎は空を見上げながら、呟く。

「予報より早く雨が上がりそう……。この分なら警察もすぐ来るかも」

「まだ、期待はしない方がいいでしょう」

 瓦礫が冷酷に指摘した。

「雨が止んでも風も、波もすぐに収まるわけではないですから。安全のためしばらくは動けないかもしれません。……それでも予想より早く警察が来てくれる可能性は高くなりましたが」

「…………」

 可能性は高い。だが、まるで瓦礫は警察が事態に間に合わないとでも言いたげな口ぶりだった。それはおそらく、彼自身の経験から来るものだろう。

 警察が間に合ったことなど、今までなかったという。

「それで……伍策くんに会わせてくれるという話でしたね。奈央さん」

「ええ、はい」

 コテージを出て、先を歩く奈央は振り返りながら頷く。

「わたしの自宅にいます」

「そんなところに……」

「灯台下暗しというものです。警察からの捜査もそれで逃れました。まさか被害者遺族のわたしが、死んだと主張している息子を匿っているなどと警察は思ってもみなかったようで」

 それはそうだろう。現に奈央の夫は死んでいる。伍策が純然たる被害者なら警察に保護を願うし、実は犯人だとしても奈央が庇うとは考えにくい。まさか探している人間が自宅で普通に過ごしているなど、埒外すぎて意識されないだろう。

「…………」

 一方の瓦礫は、それをなんとなく想定していたように見透かすような目を奈央に向けていた。

「もしかして、猫目石くんは推理していたの?」

「どうでしょうね」

 瓦礫はとぼけた。

「三年前の事件の犯人が行方不明。死んだか生きているか。生きているならどうやって生き延びたのか。可能性のひとつとして、犯人が実は伍策くんであり、奈央さんに匿われていたという可能性は想定しましたが」

「そんな想定……」

 だが、考えてみれば十分に可能性がある話だ。

「紫郎はともかく、林檎さんが想定をしなかったのは無理もないでしょう。犯人を匿っている人間が、自分から探偵を呼ぶなど普通は考えられない。まあ、どうも様子からして、僕たちが呼ばれたのはきちんとした理由がありそうですが」

 奈央の後を追い、ふたりは歩いていく。やがて、母島の施設群から少し奥まったところに、奈央の自宅が見えてきた。

 自宅は、ごく普通の一軒家だ。キャンプ場にこのような建物があること自体が、どこか浮いているという印象を受ける。

「どうぞ」

 奈央に促されるまま、ふたりは入っていく。玄関からリビングへ、そしてひと続きのダイニングへ。

 すると。

 ダイニングチェアに腰かけていたひとりの少年が、ふたりの来訪に合わせ、折り目正しく立ち上がり挨拶をした。

「初めまして」

 立ち上がると、その少年の背の高さに驚かされる。成人男性の平均より高い。少なくとも小男の瓦礫よりはずっと。

 だが威圧感は不思議とない。丸顔の純朴そうな、人どころか虫一匹殺せそうな様子のない少年だった。

「僕が浜岡伍策です」

「初めまして」

 犯人との面会だというのに、瓦礫は普段通りのゆとりのある何を考えているか分からない態度を維持した。そこに警戒心や緊張感はない。

「やはり君が、例の怪人の正体だったね。今会って確信した。体格が同じだ」

「ええ、その通りです」

 林檎を置き去りにして、ふたりは会話を始める。

「ちょ、ちょっと待って!」

 さすがにこの状況で置いてけぼりはまずいので、林檎が制して話を整理する。

「怪人って、あのホッケーマスクの? 伍策くんがその正体だったって言うの?」

「はい」

 伍策が答える。

「昨日、五右衛門風呂の前で姿を見せたのが僕です。その後、子島の方であなた方の子どもたちの前に姿を現したのも」

「体格が同じって、猫目石くんは怪人を見てないんじゃ……」

「見てましたよ」

 まるで当然かのように瓦礫は言った。

「見てないって言ってたじゃない」

「あのときは、見ていないフリをしたんです。例の怪人の存在が今回のキャンプでどう転ぶか分からなかったので」

 どうやら、これまで事件に多く巻き込まれてきた探偵なりの処世術というか、身の振り方があったらしい。林檎にはさっぱりだが。

「本当はキャンプ中、ひそかに様子を見ているつもりだったんです。ですが短時間で二度も同じ人……柳くん、でしたっけ……彼に見つかったので、さすがにまずいと思いその後はずっとこの家にいました」

「欠片から報告を受けているんだが、遼太郎くんのゲーム機に表示された名前も君のだね?」

「ええ。暇つぶしにゲームをしようとしたら、うっかりネット接続してしまって。慌てて消したんですけど、彼に見られていたようですね」

「…………本当に彼が怪人なの?」

 林檎はまだそのことに拘泥していた。ただ、それは仕方のないことだった。

「だって、母島で目撃されたすぐ後に子島にいたんでしょう? そのためには橋を渡って子島に向かわないといけないけど、橋はコテージのすぐ近くで、渡ったら善治さんか北斎さんに目撃されかねない。ひそかに動いている彼がそんなことをする?」

「ああ、それは簡単ですよ、林檎さん」

 瓦礫は椅子に座る。そして林檎を隣へ促しながら、簡単に回答する。

です。実はこの母子島、橋以外にふたつの道を行き来する手段がありまして。まあそのあたりも説明するので、まずは落ち着いて座って話をしましょう」

「…………」

 仕方なく、林檎は瓦礫の言葉に従う。奈央も伍策の隣に座り、互いにダイニングテーブルを挟んで向かい合う格好になった。

「それで、まず何からご説明しましょうか」

「まず、奈央さんが伍策くんを匿うことになった経緯から聞いても?」

「分かりました」

 奈央が姿勢を正し、話し始める。

「経緯と言っても、ごく単純なものです。わたしは三年前のあの日、母島にいて子島の惨劇をリアルタイムで見たわけではありませんでした。何か異様な騒ぎが起きているのは悟りましたが、あまりに恐ろしく母島から子島に移動しようとは思わなかったんです。しかし騒ぎも落ち着き、辺りが静かになったので橋を渡りました。そして子島で……」

「事件現場を目撃したと」

「はい。そのとき、怪我を負った景清くんと一緒に発見したのが、息子でした。息子は頭を打ったのかフラフラとしていて、意識が朦朧としているようでした。しかし景清くんが言うには、息子が……伍策があの凶行を演じた犯人だと……」

「…………」

「景清くんは怪我を負いながらも、後ろから息子を殴りつけて動きを封じたのです。その後、警察に通報する前に息子を家に匿いました。それから先はみなさんのご存じの通りです。警察が捜査をし、伍策を見つけられなかったので犯人の安否は不明となりました」

「そんなことが……」

 林檎は驚きを隠せない。にわかには信じがたいことが起きているのだ。

「だが、問題が起きた」

 瓦礫は奈央の告白にも一切動じず、話を先へ動かした。

「ゆえに、僕たちを呼んだんですね?」

「はい。実は息子が……」

「そこからは僕が」

 奈央の言葉を引き継ぎ、伍策が口を開く。

「僕の記憶は曖昧でした。当時のことを覚えていなかったんです。ただとにかく、当時は大変なことが起きてしまったという気持ちがいっぱいになって、混乱していました。しかし……三年の月日が流れるうち、冷静になって考えると疑問が浮かんだんです」

「疑問?」

「はい」

 林檎の問いかけに、伍策がうなずく。

と。そんな疑問がむくむくと湧き上がってきたのです」

「…………!」

 よく考えれば、その疑問は妥当なものだ。林檎は驚きこそしたが、すぐに理解する。なにせ伍策の記憶は曖昧で事件当時のことは覚えていないとなれば、そういう疑問も起こるだろう。

「でも、それは現実逃避じゃないの?」

 ただ同時に、林檎にはそれが大量殺人を犯したという責任から逃れるための妄想のようにも感じられた。

「記憶を失っているからこそできる逃避というか……そもそも記憶の喪失だって、事件の重大さから逃れるための脳の防衛機制ということも……」

「そこを詮議する意味はあまりないでしょう」

 瓦礫が制する。

「いずれにせよ伍策くんは記憶を失っている。そして三年の月日を経てもなお、記憶は戻らないがどこかで自分が犯人だという結論を疑い始めている。だからこそ奈央さんたちは僕たちを呼び、真実を明らかにしたいということですね」

「一応、そうなります」

 奈央が首肯する。

「ただ一方で、事件の真相を明かすことに意味があるのかとわたしは思ってしまいます。林檎さんたちには依頼のとき既に話したことですが……犯人を明らかにしたところで死者は戻らないのです。それにわたしは既に、伍策を死人にしてしまった。今更、何ができるのか……」

「たとえ手遅れだったとしても、僕は真相が知りたいんです」

 一方の伍策は、明確に真相を求めた。

「僕が犯人ならば、相応の罰を受けるべきだ。逆に僕が犯人でないというのなら、罰を負うべき人間がきちんと罰を負うべきだ。罪は適切な人間が適切な罰で応じなければならない。そうでしょう?」

「それはもちろん」

 瓦礫が肯定する。

「それに手遅れということもないでしょう。確かに伍策くんの三年間、少年時代の貴重な青春はもう消えてしまった。しかし人間、取り戻すのに遅すぎるということはない。もし君が犯人でないのなら、今からでも真相を明らかにして君が生き返ることはとても大事だ」

「はい……ただ、ひとつ訂正を」

 伍策が身を乗り出した。

「実は僕の記憶は、おぼろげながら戻っていると思うんです。いまだに事件当時のことはほとんど覚えていませんが、その前後はなんとなく。その上で、僕はやはり自分は犯人ではなかったのではと疑い始めているんです」

「ふむ……。仮に三年前の犯人が衝動に任せて大量殺人をしたとしても、その前後に衝動を感じたという記憶は残っているはずだ。そういう記憶がないから、自分が犯人だという結論を疑い始めたと」

「はい。そもそも僕はそれ以前から、人を殺そうなんて思ったことはありません。『衝動的』という言葉はただの一般人が急激に殺人鬼へ変貌することを説明できる万能の語彙でしょうか?」

「どうだろうね」

 あえてなのか、瓦礫は濁した。

「なぜ人が人を殺すのか。何らかの利益を目的としない、殺しそのものが目的化した殺人鬼に関しては、我々人間の側の発想は通じないケースが多い。それは、真相を詳らかにしないと定かではないことだよ。……それで、奈央さん」

 瓦礫は奈央に向き直る。

「まだ隠していることはありませんか?」

「それは……」

「たとえば、北斎さん殺しの件について、とか」

「…………そこまでお見通しでしたか」

 奈央は頷く。

「はい。南さんを殺害した件ですが、犯人はわたしだけではありません」

「…………」

 やはり、と林檎は内心で納得する。いくら気絶し抵抗がないとはいえ、あの巨体をひとりでドラム缶へ叩き落すのは難しいだろう。女性ならせめてもうひとり、手が必要なところだ。

「西瓜ちゃんです」

 告白が、なされた。

「あのとき……みなさんがキャンプファイアーに向かった後、わたしは南さんに呼ばれて五右衛門風呂の前にいました。そこで彼に、関係を迫られたんです。『実は伍策は生きているのだろう。バラされたくなければ……』と」

「さすがに北斎さんが勘づいたということはないでしょう」

 瓦礫がフォローを入れる。

「出まかせだったのが、瓢箪から駒が出たというところですか」

「はい。おそらく。ただ南さんにそう言われたので、わたしとしてはもう隠してはおけないと思い……。その場を適当に取り繕ったら、林檎さんや猫目石さんにご相談するつもりでした。ただ、そこで……」

 ちらりと、奈央は伍策を見る。

「後ろから突然、西瓜ちゃんが自分の父親を殴りつけて」

「西瓜が?」

 伍策は驚いたようにたじろぐ。

「……ふたりは知り合いなの?」

「はい。西瓜の兄……南瓜とは友人でしたので、妹の西瓜とも交流が。実は僕が生きているのを、外部の人間で西瓜だけは知っていたんです」

 林檎の疑問に伍策が答える。

「一緒に暮らしている西瓜さんは、北斎さんの下心を見抜いていたんでしょう」

 瓦礫が推測を述べる。

「父親の下心に嫌気がさしたのか、それとも西瓜さんは君に気があったのか……いずれにせよ父親の口封じをする道を選んだ」

「西瓜が僕を……? それは……」

「考えられないかな。人の懸想に疎いのは罪作りだよ。まあ僕も彼女をほとんど見ていないから、真相は定かじゃないが」

 林檎からすれば、どちらも半々、という気がした。父親の下心に愛想が尽きたのもあるだろうし、兄の友人である伍策を守りたかったというのもあるだろう。どちらかの気持ちが殺人に発展するほど強かったというより、どちらの思いもそれなりに強く、合わさって決意に変わったのだ。

 人の心は複雑で多面的だ。だからこそ、多様な側面が一度に同じ方向を向いたとき、それを原動力とする人間の動きの激烈さは常軌を逸する。

 そういう意味では、西瓜の突発的にしか見えない犯行も、殺人鬼の無軌道な大量殺人も、本質的には同じところから出ているのかもしれない。

「そういえば奈央さんと西瓜さんはふたりとも、遅れてキャンプファイアーに来ていましたね。なるほど、その間にアリバイトリックを仕掛けていたと」

「はい。トリックも西瓜ちゃんが……」

「度胸のある子だ……。ありすぎて事態が混迷しているが」

「僕がいけなかったんだ」

 伍策が頭を抱える。

「ホッケーマスクを被って怪人のフリをしてまで島をうろついていたのは、西瓜と会う機会を探っていたからなんです。僕は犯人じゃないかもしれない……南瓜を殺した犯人が別にいるかもしれないということを伝えるために。もし僕が彼女に会えていれば、こんな凶行を起こさずにすんだかも」

「……そういえば」

 そこで林檎が思い出す。

「伍策くんが母島と子島を移動するのに使ったのは橋じゃなくて隠し通路だったって言っていたけれど、それは何? 隠し通路って、それこそ中村青司の建てた館じゃないんだから」

「僕としてはむしろ、それを林檎さんたちが把握してなかったのが驚きなんですがね」

 頭を掻きながら、瓦礫が煙草を取り出す。ただ、さすがに他人の家で吸うつもりはないのか、手に持って弄ぶだけだった。

「警察に行って資料を取り寄せれば一発で分かりますよ。この島には洞窟があって、母島と子島をつないでいるんです」

「え?」

「警察が行方不明になった犯人を捜索するときに洞窟を調査した資料が残っていましたので、今回キャンプへ赴くにあたり調べておきました。母島と子島は洞窟にある何本かの通路で繋がっているんです。どれも水没していますが、ゴムボートでもあれば移動できるくらいに広い道がね。伍策くんはそれを使ったんでしょう」

「はい」

 特に隠す気もないのか、伍策は白状した。

「三年間、島にいてやることもなかったので洞窟を調査して……つながっていることに気づきました。なのでゴムボートを用意しておいて、橋を使わずにいつでも島を行き来できるようにしておいたんです」

「僕も昨夜、確認している。ただボートがなかったんだよな……。道が複雑に分かれているから見落としたのか……」

「見落とすほどこんがらがった道でもないと思いますが……」

「すると……。使か」

「誰か?」

「こいつは、いよいよだな」

 瓦礫が立ち上がる。

「大詰めだ」

「と、いうと……」

「ああ。安心していいよ、伍策くん。君の直感は正しかった。三年前の事件、犯人は別にいる」

「……!」

 伍策がそのことをさらに突っ込んで聞きただそうとしたときだった。

 玄関から、声がした。

「奈央さん! ちょっといいかい!」

「……善治さん?」

 それはコテージに残したはずの濃尾善治の声だった。

「猫目石さんも! 来てくれ!」

「どうかしましたか?」

 奈央と瓦礫が玄関に向かう。何事かと思ったが、ともかく林檎も後を追う。

 開かれた玄関扉の先には善治が立っている。

 そしてもうひとり。

 ぴちゃり、ぴちゃりと。

 濡れた音を立てて。

「うへえ」

「あなたは……!」

 もうひとり、立っている。

 ずぶ濡れになった少女。

 猫目石欠片が。

「どうしてここに……!」

「洞窟を通ったんですよ」

 平然と欠片が言う。

「泳いで渡れそうだったので。でも水が冷たいのは予想外だったなあ。真夏なのに凍えるなんて」

「欠片か。またずいぶん無理をしたな」

 瓦礫が近寄って、屈んで目線を合わせる。

「もうしばらくすれば警察が来ると思うが……」

「師匠も分かってるでしょ。警察が来て一件落着なんて、わたしたちの人生にあるわけないじゃないですか」

「だろうな。じゃあそっちも……」

「いい加減、大詰めです」

 なにやら子島では事件が起きていて、さらにそれに関して、欠片が重要な情報を握っているらしい。林檎にはそれくらいしか想像がつかない。だがともかく……。

「ずぶ濡れじゃない。まずは体を拭いて」

「その前に」

 林檎の申し出をやんわり断り、欠片がポケットからスマホを取り出す。完全防水らしく、濡れたままでも問題なく動き、一枚の写真を写しだした。

 それは切断された頭部の写真だ。

「師匠、これ誰か分かりますか?」

「僕は見覚えがないが……。たぶん」

「ですよね。奈央さんは?」

 奈央にも見せる。あまり直視しないようちらちらと見ながらも、奈央は写真の首実検を済ませる。

「……太郎くん。田中太郎くんです。でもそれはいったい……?」

「やっぱり」

 欠片がスマホをしまう。

「残っているのは田中太郎さんだけだと思ってました」

「その首はどこで?」

「海岸の岩礁地帯で」

「なるほど。すると、欠片にも事件の真相が見えてきたというところか」

「それはもう、ばっちり」

 師弟には、どうも同じ景色が見えているらしい。

「それじゃあ、解決編と行くか。僕は母島を調べるから、欠片は子島だ」

「了解です。いいんですよね」

 そのときの、ふたりの目を、林檎は見て思い出していた。

(ああ……昔と同じなのか……)

 事件の解決。その先を見据えるような清々しい瞳。

 ふたりは同じ目をしている。

 家族で、親子で、師弟なのだとはっきりと分かるほどに。

「事件を、終わらせるとしようか」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る