クソ親父の娘
筑紫榛名@12/1文学フリマ東京え-36
(一)
それは僕が降りる一つ前の駅から乗ってきた杖をついて腰の曲がったおばあさんに席を譲って、その前に立ったときだった。少し離れたところに、吊革につかまって本を読んでいる先輩の姿を見つけたのだった。
次の駅に到着すると、僕は降りようとした。すると、僕より先に先輩も降りた。淡い緑がかった白いワンピースの上にジージャンを羽織っていた。僕も降り、そして先輩を追いかけた。すぐに追いつき、ホーム上で先輩に声をかけた。
(続く)
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