7月
穴。掘れば掘るほど我が身に返る
考えれば考えるほどにブーメランな同族嫌悪なのですが、備忘録としてここに少し書きます。とりとめもない哀しみの詰め合わせです。未来の自分へのメモなので。
ずっと尊敬している人がいました。キラキラした才能の持ち主で、心から憧れていました。俗な言い方になりますが、その人の才能になら喜んでお金を出すくらいに好きでした。別に私はお金持ちではないのですけど。
ただ、少し。ただ少しだけ心が揺らぎやすい方で、たまに不安定なことがあるようで。自虐的というか、投げやりな態度をとられることが稀にありました。
応援している身として、それは哀しいことなのですが、そういう気持ちに染まる日々もあるだろうと、黙って見ておりました。
しかし、それが増えていたこの頃。他の方にも強く当たられることがありました。相手に非がないわけではないようですが、相手にも理由がありそうなのに、構わず感情的に振る舞われる様子は尊敬できるものではありませんでした。相手のことをもっと丁寧に見る人だと思っていたのに。もっと人間の弱さを理解されている人だと思っていたのに。そのお姿は自己中心的に見えました。
また、目標は高く持もたれているようで、意欲的に活動されていました。ただそこには私の惹かれたキラキラはなく、ただ輝くだけの眩しいだけの光で、私の心は冷めてしまいました。ただただ目立つだけの光なんて、私は見たくありませんでした。
人目を引こうとしながらも、他人をよく見ず貶すような振る舞いに、私はとてもがっかりしてしまいました。今までの時間もお金も気持ちもすべて、ひとつ残らず返して欲しくなりました。この気持ちに不快感を抱くだろうとは思うのですけど、私の気持ちはそのくらいには積もってしまっていました。自分でも気づかぬうちに。
こんなにも他人を悪く書くことは本来やぶさかなのですが、未来の自分のために残しておくことにしました。悶々と考えているうちに、私にも返ってくる言葉な気がして。
私は今まで『自分のことはどれだけ貶しても良い』とずっと思っていたのですが、そんなことはないことに創作活動を始めてからようやく気づきました。自分を貶すことで、自分のことを認めてくださっている方々を否定してしまうんですよね。それは嫌です。不本意です。
それに、自虐に慣れすぎしまうと、他人を貶すことのハードルも下がってしまうように思います。まるで、大人になると赤信号を渡る罪悪感が無くなってしまうような……。
とても哀しく思っているのですが、自分を省みる機会となりまして、深く感謝もしています。今までありがとうございました。心からそう思っています。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます