普段から着物でもお召になる方ならともかく、なかなか下駄に接する機会は少ないか、ほとんどないと言ってもいいでしょうね。せいぜい温泉宿に泊って履く程度。私も下駄を履いたのはそんな時くらい。でもそれがまた忘れられなかったりして、いつだったか下駄を買おうと思い立ったことがあります。ただ、普通の靴屋には売っていない。それで履物屋にあることを知り、幸いなことに市内に下駄を扱ってる履物屋がありまして出掛けたことがあります。鼻緒とかいろいろオーダーも出来るそうで、ただ売ってるだけの店じゃない。

初めは響きから桐の下駄も良いと思いましたが、摩耗も早いというので、ラフに使えるものを選びました。欅だったかな。最初は歩くのもぎこちなかったものの、だんだん慣れてくると軽く走れるようにもなる。よく歩き方が良くなるなんてことも聞きますし、やっぱりあの音が良いです。私が寝ているのに音がすると思ったら娘が履いていたことも。