シャツがパンパン。
先週の土曜日のこと。障子を抜けて明かりを頼りに私は早々に着替えることにした。どこへ行く予定のない休日。それでも平日と同じような時間に起床したのは、明るくなる時間も早く気温も過ごしやすくなったからだ。めかしこむ必要もないと、いつものように衣類ダンスから目についたTシャツを取り出し、描かれている横文字を頼りにササっと袖を通す。その時、オヤッと思った。どことなく大きさに違和感を覚えていた。
もちろんただの気のせいとも思った。だが確かにきつい。洗濯で縮んだのか。それとも昨夜の筋トレの成果か。何気に私は何度か二の腕や肩のあたりに手を伸ばす。昨夜は足と腕のトレーニングだった。とは言え、新しい種目を入れてはいないし、メニューも同じ。昼飯近くになってPCを止め一階に降りていくと、うちのが急にクスクス笑いだした。どうしたのかと訊くと、「シャツが前後ろ反対!」きつかったのはそれか!「な~に~。やっちまったな」
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