詩詞

紫耀

ヒヤシンス

あの日に時間を巻き戻して

あなたと歩幅を合わせても

私の一歩が大きすぎて

同じ気持ちじゃ歩けないわね


あの日に時間を巻き戻して

あなたとおでこをくっつけても

私は背伸びをしちゃうから

同じ目線じゃ話せないわね


一生懸命叫んだの

イヤホン越しでも

一生懸命走ったの

追い越していても


ねぇ どうして 私だったの

誰でもよかったんでしょう

ねぇ どうして 私じゃないの

誰でもよかったんでしょう


悲しくないわ 涙も枯れて

悲しくないわ 空っぽなココロ


あの日に時間を巻き戻して

あきらめなさいと言ってあげたい

あの日に時間を巻き戻して

あきらめられないと教えてあげたい


一生懸命変わったの

不器用だけども

一生懸命捧げたの

都合がよくても


ねぇ どうして あなたなの

誰でもいいわけじゃない

ねぇ どうして あなたじゃないの

誰でもいいわけじゃない


さみしくないわ 明かりも消えて

さみしくないわ 白黒の世界


一生懸命愛したの

幸せだったなあ

一生懸命愛したの

幸せになってね



ねぇ どうして 悲しいの

もう終わったことでしょ

ねぇ どうして 消えないの

もう終わったことでしょ


ねぇ どうして 私なの

誰でもよかったんでしょう

ねぇ どうして 私じゃないの

誰でもよかったんでしょう


悲しくないわ 涙も枯れて

悲しくないわ 空っぽのココロ


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