2023/2/24 持病で将来に悩む高校生へのウメハラの回答
●ウメハラ配信
https://www.mildom.com/playback/10467370/10467370-cfs7md9fbg279ccvivug
今日の配信では、30分ほどマシュマロ雑談があった。
このマシュマロ、大事な話なので事前に読もうと決めていたんだと思われる。
短時間だが丁寧に回答されていて、梅原大吾という人物を知るのに適した、素晴らしい回答だった。
なのでこのマシュマロについて記録しておきたい。
実際の内容は動画を見てもらうとして、端的にまとめるとこういうマシュマロだった。投稿者は高校一年生で、起立性調節障害に悩まされ、学校にも行けなくなり将来に不安を抱えている。親からも「そんなことでは生きていけない」非難されている。このままでは本当に生きていくことは出来ないのか、もしアドバイスがあれば教えてくださいと言った内容。
これに対してウメハラは、まず最初に「この文章を読む限りこの年にしてはずいぶんしっかりしてると思う。しっかりしてるよね?」とコメントと会話。実際このマシュマロは理路整然としており、山ほどあるであろう恨みつらみを書き連ねることなくシンプルに言いたいことだけを残しているため、文章書きの端くれである自分的にも「しっかりした子だなあ」という印象だった。
次に病気にそっと寄り添う。否定するわけでも、過度に同情するでもなく、「そういう病気があるんだね」と納得する。
そして本題に入っていく。自分が同年代だった頃と照らし合わせて、「俺も周りとうまくやっていけずに若い頃を過ごしたけど、たしかにキツい。今抱える思いはこの後も尾を引く。あと数年は君の人生はキツい。下手したら十年とか二十年とか引っ張ることになる。それが不安と恐怖で10代を過ごした俺から言えること」と、励ましも何もない素直な実体験を話す。
続いて親の話。「会ったことない人にこういうのは良くないんだろうけど、君の親はあんまり良くないね。学校に行けないのに、家でも親がこれだと地獄だよな」と、ここでようやくねぎらいの言葉をかける。
更にウメハラは、自身の父親の話をする。「俺が真っ当に生きて行くのは難しそうだなって判断したんであろう父親は、『なんでもいいからひとつ全力でやれることを見つけろ。それだけは誰にも負けないようになれ。そうすりゃ人生は楽になるから。お前なら出来る、何故ならお前は俺の子なんだから』ってしょっちゅう言ってた。別にうちの親もすごい人間ってわけでもないのに、この言葉が嬉しかった」と語る。
しかもこの親からの全幅の信頼の言葉は、ウメハラの祖母が若い頃の父に対し、「お前は大丈夫」とかけていた言葉が元になっているんだそうだ。「ヤンチャして親に迷惑かけてもあの言葉に救われたから、俺も子どもに言おうと思ってた」とウメハラ父。雑談で度々出てくるウメハラ家エピソード、良いご家族だと思う。
自分の家のことを一通り話したあとで、マシュマロへの回答に戻っていく。
「これを読む限り、君は見たところ賢そうだから。周りとうまくやっていくのは今は難しいかもしれないけど、他人と関われない分の時間で自分の牙を磨いておいて、自分なりの武器を作るのが良いかもしれない。スイッチが切り替われば孤独から孤高になって、魅力が生まれて周りが関わりを持とうとしてくるから」と、この状況からの脱出方法を自分に照らし合わせてアドバイス。
最後にダメ押しで、「君はなにかひとつのことに打ち込んだら必ずうまくいくよ。何故か。俺に相談してきたから」と伝え、恥ずかしそうにおどけて締めくくった。
ウメハラ家の無根拠の励まし。無根拠だけど嬉しくなる後押し。相談者のこの子に届いて、胸に灯る明かりになればいいなと、見ていて感じた。
それにしてもこのマシュマロ回答に詰め込まれた、勉強もできず周りとも馴染めずゲームに打ち込んだウメハラの不安と葛藤、それを後押しした親の存在、こうした人格形成を経ていることによるアドバイスの仕方。
プロゲーマーとしてのウメハラの魅力とはまた別の、人間としてのウメハラの魅力がだいぶ詰まっていたように思う。出来ない側の人間で、それが許される環境にいたおかげで、努力してここまで成功した人だからこその、言葉。よかった。
https://www.mildom.com/playback/10467370/10467370-cfs6pehfbg279ccptgj0
このマシュマロの前には、いつものようにエルデンリングも少しやっていた。
円卓に戻ってNPCたちから話を聞き、ストーリーに触れる。明日もやりそう。
●日記
今日はウメハラ記録について日記に書いておく。
昨日でこの記録が365日目に達して、キリがいいのでバッサリ終わろうかと思っていたが、マシュマロの回答にウメハラらしさが詰め込まれていたと感じたので、これだけはみっちりと記録することにした。
ある意味で一年の集大成。
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