2022/10/7 ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022 第5節 Day1
●ウメハラ配信
https://twitter.com/CAPCOM_eSports/status/1578341670998790144
本日のSFL、トップチーム同士の直接対決がある、前半戦の山場。それは誰もがわかっていたことだが、それ以外にも山ほど面白いことが色々あった。
全体的に超面白かったので上のリンクから動画をどうぞ。こちらはいつものごとく、文章で記録を残しておく。
初戦は再春館対FAV。アウェーの再春館はShutoを控えに回した。
以下、アウェー側が出した選手とキャラ、それに対してホーム側がかぶせた選手とキャラ。対戦結果も書いておく。
ひぐちガイルにときどルークをかぶせ、2-1ひぐち勝利。
YHC-餅ダルシムに鶏めしダルシムをかぶせ、2-1鶏めし勝利。
ネモユリアンにsakoメナトをかぶせ、3-0sako勝利。
再春館でポイント稼ぎ頭になっているひぐちと、今年のSFLであまり活躍できていないときど。お互い大事な試合で緊張しているのか、わっちゃわちゃになっていた。ときどが確定反撃をミスってジャンプパンチで飛んでいくのなんか、珍しい。
なんだかんだでひぐちが勝利。先日のウメガイルのルーク対策とは全く違って前に出ている印象だったひぐちガイル。それでときどルークに勝てている。こういう攻略の方向性の違いも楽しい。
餅ダルシムには鶏めしダルシムをかぶせるという、日本三大ダルシムかぶせが発生した。鶏めしはサンサーラもディープブレスも使わず、餅と同じスキルトリガー1-1で当たりに行く。完全な同キャラ。
印象としては、攻めの鶏めし守りの餅の感が以前からある。最後はゴリゴリに押してパーフェクトでラウンドを取り、鶏めしの勝利。スタッツで出た対空90%超えには笑った。
大将戦はsakoメナトという意外なピック。よっぽど有利な組み合わせでもない限りsakoメナトはもうあまり見れないのかと思っていた。ネモ側も「ボンちゃんルークかと思ってましたけどメナトも行けるんで」と、予想外ながら問題ないという態度でこれを受ける。
なのに戦ってみると、最強の矛の名にふさわしいsakoメナトの猛攻。水晶で挟んでずっと有利だし攻撃は全部当たるしコンボは高いし。起き上がりにエイジスを重ねて択ってやられる流れのはずが、メナトがトリガー発動してエイジスをガードしながらビットで反撃、そこからリーサルの展開は震えた。sako劇場だ……。
おかげでツイッタートレンドの6位に「sakoさん」が入ってしまった。ゲームカテゴリのみのトレンドでなく、日本全体のトレンド。テレビ放映しているアダムスファミリーなどに並んでの「sakoさん」。sako劇場、だいぶハメだった。
既に超盛り上がっている今日のSFL、なのにここからが本番。大一番に番狂わせが重なって大変なことになった。
名古屋対グッパチの頂上対決。アウェーの名古屋はナリ君を控えに回した。
先鋒ウメハラガイル、中堅あきらキャミィ、大将ふ~どポイズンという、ある程度予測できた布陣で来た名古屋OJA。予想外だったのは、これに対するかぶせだった。
ウメハラガイルにぷげらバイソンをかぶせ。ガイルに対しては有利キャラだと言われるバイソン、しかしぷげらは直近でウメハラガイルに大会で勝てていない。むしろこのカード、ぷげら側が苦手とされる部類の組み合わせになってしまっている。
ぷげらは「勝つまでやりたい」とあえてここにかぶせに行った。猛攻でウメハラを追い詰める。体力大幅有利で勝利が目前まで来る。ソニックにCAで差し返し、飛び道具抜けKOを狙っていく。だがこのCAを撃った位置が遠く、ガードされて確定反撃をもらう。
それでもなお大きく体力差はついていたのに、ダッストの差し返しに大足を2回、じわじわ追いついてくるウメハラ。最後はたっぷり歩いて投げてウメハラが勝った。バイソンも反応してなにか動いていたのに、無理やり投げ。
劇的な逆転劇というわけでもなく、ちょっとずつ追いついて勝つウメハラ。その後の最終ラウンドに至っては、小足でぴしっと勝ちをもぎ取る。渋い。
ウメハラガイル対ぷげらバイソンは、2-1でウメハラ勝利。
続いてのあきらキャミィには、どぐらベガがかぶせられた。
この二人は昨年のSFLで名古屋OJAを支えた柱の二人だ。ここで敵としての対決になるのはアツい。
そうしたマッチングのアツさ以外に、この時点で皆が気になっていたことがある。どぐらがここで出るのかと。名古屋OJA対策として現在最も重要視されているのは、ふ~どを誰が倒すのかだ。グッパチは非常に強いが、直近の大会で全員ふ~どに負けている。一番勝率が高いのはどぐらだったので、どぐらがふ~どに行くのだろうと目されていた。
なのにここでどぐらが来た。盤石な守りの堅さにあきらキャミィの体力はもたず、2-1どぐら勝利。
というわけで問題の大将戦。ふ~どポイズンにはカワノコーリンが行くのか、それともガチくんラシードが行くのか。
グッパチメンバーが「頼みます」と祈る中でコールされたのは、カワノルシア。
本番まで完全に隠しきった、かぶせ用のキャラの登場だ。その上レアキャラなので対戦経験も皆少なくて情報がない。「ちょっと強くなってるらしい」ぐらいは知っている。
早速ウメハラから「負けるたびに戻ってきて。こっちもトレモで調べるから、わからないことは教え合おう」とふ~どにアドバイスが飛ぶ。カワノは「久々に人間やめてきたんで」と意気込みを語る。
結果。ふ~どポイズンにカワノルシアをかぶせ、3-0カワノ勝利。
「ムチの外から蹴れて反撃がないのでは」と実況解説に言われていた大足や、要所の差し返し、ミスらないコンボ。この日のためだけに用意してきたであろうカワノのやり込みが刺さりまくる。
相手を絞ってキャラをかぶせれば確実に今日一日だけは有効打になるという、SFLの特性を活かしたかぶせだった。ふ~どポイズン、ほぼ何も出来ず。キャラをミカやバーディーに変えることもなく、そのまま敗北した。
これに近い奇襲は昨年のSFLでも、ふ~どのチームメイトであるウメハラが食らっていた。ときどウメハラの決戦が見れると期待していたら、隠し玉ときどバイソンをかぶせられて、何も出来ずに負けた試合だ。
カワノルシアにやられたふ~どは、ツイッターで「ガンファイトさんもルシア持ってるから対策しとかないとね」と書いている。
奇しくもこれも昨年のときどバイソンと同じ状況で、日程的にウメハラ対ぷげらのカードはまだ発生しないことがわかっていたのでバイソン対策を後回しにしていたところを、ときどに突かれた。今回はふ~ど対ガンファイトが日程的にまだ発生しないので、ルシア対策をまだ無視していたら刺された形だ。
組み合わせの順番が変わってしまったら、もう出来ない奇襲のかぶせ。今日だけしか通用しない。二度目には警戒されてしまう。だからこそ絶対に勝たなければいけないこうした手を打ったときに、かぶせた側が負けてしまうのが一番よくない。やるからには、勝たなければいけない作戦。
そうした気負いを感じるカワノルシアの完成度だった。一ヶ月前から仕込んでいたらしく、おそらくは今年のSFLでカワノがパッとしていなかったのも、皆が勝てない対ふ~ど用にこの作戦で勝つための準備のせいだったんじゃないか。
勝利後グッパチメンバーが口々に、「立川のおかげでもある」と言っていた。選手としてはSFLに出ていないものの、グッパチの専属スパーリングパートナーとして、今年はつきあっている立川。ポイズン使いの立川の提案もあってのルシア選択だったらしい。
ガチくんは「5人で勝ちました」とツイート。カワノ、ガチくん、ぷげら、どぐら、立川。そりゃこのチーム強いよ!
SFL前半戦の頂上対決は、グッパチが勝った。現在190ポイント。
二位の名古屋OJAは140ポイント。三位と四位は90ポイントだ。
上位に大きな開きが出ている。50ポイントずつ開いている。一位と三位で100ポイント差が、もうついている。
まだ5節なのに……! 日程を折り返してすらいないのに。
次回は来週の火曜日。その前にこの三連休でトッププロの殆どは、スト6のベータテストに夢中になるだろう。今週末は大変だ。
それと大変どうでもいい余談ながら、SFL実況担当のアールがインタビュー時ウメハラに「ギア上げていきますか?」と聞いて「ギアってなんですか」とトボけられていた。
今日の記録は量が多いのでギアを上げて書きました。
「いやギアは上げてないですw」アールさんの実況「ギアを上げたか?」について、これはどういう意味なんですか?【梅原大吾】【ウメハラ】 https://youtu.be/YNvc3QPUzUo
●日記
仕事が来たので、仕事をしていた。
バカみたいに気温が下がって気圧も下がって一日潰れてそうな日なのに、働けてよかった。
今後に向けてもろもろ準備中だったのと、ねこが布団ですやすやしているのが功を奏した。布団から俺を呼ぶ。一緒に寝させようと誘惑してきて危ない。ねこの起き攻めはガー不だから。
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