第10章 不毛の地
第10章-登場人物
【ロンバルディア教国】
・クイーン・エスメラルダ
27歳。ロンバルディア教国第66代女王。孤児院の出身で先代女王の養女となる。
絶世の美貌と稀有の聡明さから、臣民の人気と支持を得る。
レガリア帝国領にて奇襲を受け、スンダルバンス同盟領に退避する。
・エミリア・マルティーニ宮廷顧問官
31歳。クイーン・エスメラルダが王女として王宮入りした頃からの無二の側近。
クイーンにとっては自らの半身も同然の
クイーン・エスメラルダの危機を幾度も救い、忠義を尽くす。
・ダフネ近衛兵
20歳。エミリア以来と言われる近衛兵団の俊秀。
・王立陸軍最高幕僚長代理ジェレミー・ラマルク将軍
クイーン・エスメラルダ不在のロンバルディア教国軍留守部隊を束ねる老将。
内戦ののち一度は身を引くが、クイーン・エスメラルダの願いにより復帰する。
豊富な経験と冷静な判断力を持ち、名将のなかの名将と称される。
・第四師団長ラモン・グティエレス将軍
47歳。かつての近衛兵団士官候補生の戦術教官で、エミリアらの師でもある。
智謀の士で、その風貌と物腰から、「神仙」と称えられる。
クイーン・エスメラルダの遠征中は、国都アルジャントゥイユの防衛を主任務とする。
・王立海軍最高幕僚長ハチャトゥリアン提督
大陸第二の規模を誇るロンバルディア教国海軍の長老。
酒と博打をこよなく愛する自称「海の
・枢密院議長フェレイラ子爵
秋霜烈日と公明正大を絵に描いたような紳士。
独創性には乏しいが、調整力と事務処理能力に優れた実務家。
・枢密院副議長兼神官長ロマン女史
36歳。控えめだが教養と実務に優れた
決して笑顔を見せないため、通称「仮面の女」と呼ばれる。
【スンダルバンス同盟】
・ラドワーン王
38歳。スンダルバンス同盟の四人の王侯の一人。高潔無比な人格者。
王国に領土通行権を売り渡したイシャーン王を非難し、挙兵する。
オクシアナ合衆国、ロンバルディア教国と組んでイシャーンの打倒を目指す。
・イシャーン王
スンダルバンス同盟の四人の王侯の一人。「砂漠の
連合体である同盟を自らが統一し、強大な王国を建国することを志している。
オユトルゴイ王国と手を結び、ラドワーン王と対立する。
・アイラ
イシャーンの第六夫人。
夫の寵愛を受けつつ、機密事項にも携わるパートナー。
・シュリア
27歳。イシャーン王に仕えるアサシン。
最下層身分の不可触民ながらいくつかの暗殺を成功させ、イシャーンの面識を得る。
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