しょの40「落書きと告白」について
思い返せば。
ずっと、地味だったと思っていた青春が。
エッセイに書いてみると。
意外と。
ネタになってました。
初めてのラブレター。
教室の壁に張り出され。
ゴミ箱に捨てられました。
僕の初恋は。
誰にも言えなくて。
修学旅行の日。
卓球部の赤石と。
眠れない夜を過ごし。
お互い、好きな子を。
手のひらに書きました。
今なら、BL。
でも、時代は違います。
純粋に、お互いの恋心を。
くすぐったく。
手のひらになぞりました。
アイツの顔は。
今でも覚えてます。
どうしてるのかなあ。
僕と同じ、オッサン顔に。
なってたら、嫌で。
可愛い15歳の顔を。
しみじみ。
思い浮かべてます。
そうそう。
落書き。
地元の博物館。
公園になっていて。
野外広場のような。
石段のステージがありました。
その壁に。
チョーク、ペンキ?
僕と。
あの子の名前が。
相合傘(死語?)
書かれてました。
たまたま。
バスケ部のランニング途中で。
見つけた、落書き。
誰が書いたのか。
今でも。
不思議に思います。
あの子は見ていない。
と、思いました。
でも、それがきっかけで。
僕は告白しました。
理科室脇の階段で。
誰も通らない筈の放課後。
甘酸っぱい思い出。
小説を書きながら。
今、思い出しました。
ケツ・・・かいてはいませんでした。
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このエッセイを元に短編を書きました。
他の小説には下記のURLで移行できます。
「理科室脇の階段」のつぶやき
https://kakuyomu.jp/works/16816927863320311814
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