しょの32「白色は描かないで残します・・・。」について

※イラストは作者の「近況ノート」に添付してあります。

下記のURLをクリックいただくと移動できます。

https://kakuyomu.jp/users/0035toto/news/16816927862480399573


※※※※※※※※


再び、語ってしまいます。

これで終わりかと思います。(たぶん・・・。)


前回は「黒色」だったので。

今回は「白色」について、語らせてください。


またまた、小学生の頃。

進少年は悩んでいました。


水彩画で滲んでいたせいもありますが。

「白色」がどうしても表現できないのです。


運動会の絵なんかで。

「赤組」は描けるのですが、「白組」は「ネズミ組」みたいにグレーにくすんでました。


まあ、乾いてから厚めに塗れば何とかなるのですが。

それにつけても「白色」は難しいと思ったのです。


他にも夏休みの思い出。

海で遊ぶ絵を描こうとして。


まぶしい太陽の日差しなんかを。

描きたいなぁと、思いました。


でも、いくらやっても光の表現等、できません。

光の白なんか、一生、描けないと思っていたのです。


しかし、「滲む水彩画」を克服して描いていくうちに。

ハタ、と気づいたのです。(これ、多い?)


「描かなきゃ、いいんじゃね?」


そうです。

「白色」は描かないで紙の色のままにするのが一番、白いのです。


よく美術の先生が。

「空気を描きなさい」などと。


無茶なことを言います。


だけど、あれは。

丸いボールなら斜め下を薄っすら影にしていけば立体感がでます。


影の中も端の方に比べ中の方を濃く描くと、更に形が浮き上がります。

なんか、ボールの向こうに手が入りそうじゃね?


そう思えたら、しめたもの。

これが「空気を描く」ということなのです。


話を戻して。

進少年が大学生の頃。


新聞の日曜欄に綺麗な写真を見つけました。

添付の画像はそれを水彩画で描いたものです。


三ヶ月くらい、少しづつ、滲まないように描き足していきました。


一つだけ注意したのは。

光の部分は一切、手をつけないことでした。


「描かないで描く」とうことです。


まぶしい雪明りを表現するために。

他の夜空や森、そして雪も淡く青を重ねました。


と、いうわけで。

今回も長々と語ってしまい。


申し訳ありませんでした。m(_ _)m


※※※※※※※※


おまけです。


私は若い頃、少しだけ絵をかじったアマチュアのオッサンです。


本当に素人なので、上手な方はスルーしてください。

自分が苦労したことを伝えたいのと。


幼子がお母さんに褒めてもらいたいように。

皆様にお見せするのが、嬉しいのです。


歳をとってから、カクヨミに出会えて。

とても、とても幸せです。


描き貯めた小説も。

イラスト等も公開して。


コメントいただけるだけで。

もう、十分なのです。


これからも、よろしくお願いします。m(_ _)m


※※※※※※※※※※※※※※※


※本体の「進君のスケッチブック」には

 下記のURLをクリックいただくと移動できます。

 既に御読みの方はスルーして、別の話に移動してください。


 貴方の気持ちにフィットする作品があれば、幸いです。


https://kakuyomu.jp/works/16816927863259997090




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