あとがき
本編を読んでくださった方、ありがとうございました。ただ趣味でやっていただけのはずなのに、想像以上にPVが上がってしまい、恐縮しています。
多くの方、元ネタに気づかれていましたが、私も『あのゲーム』をやった時に、『ヨ○、タヒね!』となった口です。でも、何か心に残るものがあったんでしょう。同じようなキャラが出て来て、別の結末を迎える話を妄想したのが本作でした。
裏ルーツと裏サナが、我らが模範解答ぞ、みたいな存在感で、サナ王女の前に現れ、いるだけでサナ王女を精神的に追い込む。それがやりたかったことでした。コピー人間の二人は、サナ王女とバスティアンにとっては、大局的には味方であっても精神追い込みをかけてくるキャラです。
そういう追い込み方を求めていたんじゃない方もいらっしゃると思います。思ってたのと違った、となった方、ご容赦ください。そういう場合は……、何か他の作品を見るのが一番良いんじゃないかと思います。これは『鑑賞者側のオタク』として長年生きてきた経験です、完全にぶん投げですが……。
真ルーツにとっては、コピーの二人は敵であっても希望を抱いてしまう存在となり、ああいう結末を迎えることになりました。でも最初は、真ルーツにはもっと残虐なことをさせて、同情はできても許されない道を選んだ者として完全に討たれる、という話を考えていました。でももう、愛着が湧いちゃって、やることをどんどんレベルダウンさせてしまいました。
キツい物語を作るのは、想像以上にしんどいんだと痛感しました。ストーリーは二転三転するわ、一人のキャラを悪役にさせ切ることもできなくなるわで……。この辺が趣味レベルでやっている身の限界なのかもしれません。
悲劇的な結末を向かえたキャラが、続編とかリメイクとかで救済されることって、結構あると思います。『鑑賞者側』だったもので『余計なことすんな、元のままの方がいいだろ!』とかよく言っていました。でも、悲劇を悲劇のままにするのって、強さが無いと出来ないんだなぁ、と思わされました。完全に余談ですが。
二転三転した結果が今の物語です。投稿を始めた後も軌道修正を繰り返したので、ツギハギのようになってしまったかもしれません。
言い訳ばっかりですね、すいません。
コメント下さった方々も、ありがとうございました。それで気づきを得て、ストーリーの矛盾を修正したりもしました。
また、最初に書いた『あのゲーム』以外にも、元ネタになっている作品が結構あったりします。コピー人間の設定にも元ネタがあります。それも大好きなゲームですね。いつかリメイクかリマスターされてほしいと願っています。
本作はこれで終わりとなります。本当にありがとうございました。
ーーーー2023/5/2追記ーーーー
終わりと言っていたのですが、ちょっとだけ続きをやろうと思い、投稿しました。下記がリンクとなります。
破壊神の終末救世記 シマフジ英 @jijitsu_ha_kinari
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます