第9話  戦闘前の心構え

「お待たせ〜!」


そう言いながら走ってきたハルト。


「よし、これで全員だな」


今俺たちがいる場所は、始まりの街第1層のダンジョンだ。

ここまでモブのモンスターを倒さないと来れないから、少し一苦労だったみたいだ。遅れるのも仕方がない。


『そこの扉を開けたらボスがいる。入ったらミオとヒカルはボスにアタックしていけ。ハルトはユズキを守りながらの戦闘な』


耳につけてある通信機から聞こえる、リクの声。

サポーターは、こういうことみたいだ。


「「「了解」」」


俺とミオとハルトは声を揃えて返事をする。


『ユズキは入ったら安全な場所に移動する。それから攻撃や守備を頼む。アリスもユズキと同じような感じだな』

「「了解」」


今度はユズキとアリスが声を揃える。

普通のゲームだったらこんなに徹底した攻略はしないだろけど、このゲームは命がかかってるんだから、これくらいしないと危険だろう。

それに、まだ恐れている者が多く、このボス戦は誰もクリアしていない。


『それでは行くぞ』

「「「「「了解」」」」」


その後に、俺はカウントダウンを開始する。


「3、2、1、ゴー!」


ドアを開けて、全員で突入する。

いよいよ戦闘、スタートだ!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る