策士か。計算か。天然か。

@koButa87

第1話

私は転職をした。そこで出会った彼。


私よりも半年早く入社だが、年は5つ下。

フワフワとした柔らかい綿毛のような髪に、

小春日和の匂いがしてきそうな柔らかな雰囲気。

だが、指は細く長く、爪が大きい。

華奢な指でありつつ、やはり男の人と感じる。


物静かで、冷静。

いつだって慌てることは無い。

黙々と仕事し、終わればスッと帰る。


入社してから半年の間、交わした言葉は、、

「おはよう」 「、、おはよぅござぃます」

以上。。



新しい職場は、日々仕事に追われ、慣れてきたのか、少しは出来るようになってきたのかも分からない。新しい事ばかりで毎日目まぐるしい日々だった。そんな日々を過ごしていた中で、大所帯だった我が部署は突如分散型になった。

私は彼と同じチームになった。


目まぐるしい日々からチームに分かれた事で、“量より質”というか、クオリティ重視になった。走り回っていた毎日から、出社から退社ずっとデスクに座り、彼の隣で仕事するようになった。

私は彼と沢山話すようになった。

大事な事はもちろん、どんな些細な事も、自分が初めて知った事など何でも話した。今まで知らない一面をたくさん見れるようになった。


ー話すようになって知った事ー


・飄々と仕事してるが、実は知らない事が多い。

・めんどくさがり

・賢いのに簡単な事はすぐ忘れる。

・単純作業が苦手?(コピーがヘタ)

・昼休みは寝ないと午後眠くなる。


そして、、

・話す距離が近い。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る