幕間

そこは白一色しろいっしょく空間くうかんだった


中央ちゅうおうにテーブルがかれており

かべにはランプがけられているが

かべゆか天井てんじょうすらつねしろひかっているので

ランプは照明しょうめいではなく、オブジェとしての印象いんしょうつよ


「ねーまだダメー?」

「まだ、もう少しお待ちください」

「うぇー、退屈たいくつーつまんなーいはやはじめよーよー」


朱色しゅいろかみ少女しょうじょ執事しつじのような服装ふくそう男性だんせいの上にり、かみっている


「むぅ…じゃあじゃんけんしよ」

「じゃんけん…ですか?」

「そうそう」


執事しつじ服装ふくそう男性だんせいはじゃんけんというものなにかよくわかっていないようで

あごて、かんがえるような仕草しぐさをする


「まず、わたしがこうやってひらくから

アルテミスはこうやってにぎってまえすの」

「ほうほう」

わたしごえ最後さいごのぽん!で一緒いっしょまえすからね」

「わかりました」

「じゃーんけーん」

「「ぽん!」」


先程さきほど説明通せつめいどおり、少女しょうじょはパー、アルテミスはグーを出す


「はい!わたしちー!はい雑魚ざこ〜ふぅ〜⤴︎︎︎⤴︎︎︎⤴︎︎︎」


少女しょうじょよろこびようにアルテミスはくびかしげる


「そこまでがごえですか?」

ちがうもん!アルテミスつまんない!」

もうわけありません」

「バカ!もうらない!」

「は、はぁ…」


今日きょうもアルテミスは少女しょうじょくのであった

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