全問聖解神考知能【ゴーダ・アイ・システム】ver.1.
それでも君は、この先を読むの?
「ゴーダ・アイ・システム、接続」
「【
「キーワード――【シャットダウン・アンサーズ】」
「あるいは【クリスマス・クライシス】」
†
【はじめに】
これは、
要するに、作者が作品設定を思い出すための、備忘録のようなものだ。
正直、【
読みたい人は、ごろりごろりと、ごゆっくりどうぞ――
【あらすじ】
想像を創造する症状を引き起こす【アナムネーシス・ウイルス】が発生してから三十年。感染者はナノマシンワクチン【アメイジング・グレイス】によって、ウイルスの制御に成功し、超能力【想造力≪イマヂカラ≫】を使役する新人類【答想者≪アンサラー≫】として生活していた。
やがて【IIT≪イマジナリー・インフォメーション・テクノロジー≫】と呼ばれる技術が発展したこの世界では、これら技術と人類の共存を目指した想造力学実験都市が各国各地に建設された。
日本にある関東地方最大の実験都市、【四季市】に住む【九十九歩亜郎】はクリスマス・イブの夜に【神殺しの魔女】という連続通り魔に遭遇。この事件は後に【被害亡き通り魔事件】と呼ばれることになる。
一年後、再びやってくるクリスマスの季節。【問題解決部≪アンサーズ≫】の部長を務める【大和的当】は部員の歩亜郎、彼の妹である【絶華葉子】とともに、季節外れの編入生【雪上一舞】の依頼『サンタクロースの捜索』を手伝うことになる。
その日の夜。神社に居候する忍者【デカメロン】は巫女の【読神乃鈴】とともに、【神殺しの魔女】の襲撃を受ける。
同じ夜。四季市警察想造犯罪対策課の飛び級捜査官【桃下鬼衣人】は、十年前の病院火災の真実に迫っていた。
季節外れの編入生、神殺しの魔女、そして――十年前の火災。
【現解】の先にある、彼らの答えの行きつく先とは――
想像せよ、聖解の創造を――我らは総てに、答える者なり。
【世界観】
この世界では、物語開始の三十年前からアナムネーシス・ウイルスという謎のウイルスが発生しており、人々の思考に感染し、発症すると想像が現実となり、現実世界を滅茶苦茶に暴走するという症状を引き起こし続けている。
これらウイルス騒動を逆手に取ったものが、想造力学という学問やⅠⅠTといった技術である。ウイルス騒動と向き合い、ある程度乗り越えることができた人類は、ウイルスを使役できるようになったのだ。
そんな中、ウイルスをナノマシンワクチンであるアメイジング・グレイスによって使いこなし、想像を超能力として制御できるようになった者たちが【
この物語は日本の関東地方のどこかにある実験都市、四季市を舞台に展開される。
【用語】
ここでは本作の用語・造語について紹介する。
全部紹介するとは、言っていないのである。
アメイジング・グレイス
アナムネーシス・ウイルスを制御するナノマシンワクチン。
アメイジング・イマジネーションシステム通称アイ・システムが搭載されており、これによって
想像の限界を突破することで、新たなる力を得ること。
アンサーズ
正式名称「問題解決部」。歩亜郎たちが通う
主な活動は依頼人の問題を解決すること。部長は大和的当。
二人以上の
ガイアコレクション
世界の裏で暗躍する謎の秘密結社。メンバーは奇妙な仮面を着けている。
首領はアイル・ビーハピーという男。
日本にある想造力学実験都市の一つ。関東地方辺りに存在している。
市の中央にはタワーオブシーズンという市庁舎が建っており、市長の深池真夏は最上階から常に市民を見守っている。
市境には特殊なセンサーが設置されており、市内への人間の出入りは常に監視されている。別名、陸の孤島。
想造犯罪を取り締まる四季市警察の部署。
しかし想造犯罪は立件が難しいため、彼らは活躍に乏しい。
最近四季市内を騒がせている連続通り魔。
被害者達は何故か殺されるわけでも、怪我が残るわけでもなく、行動理由は不明。
その正体は姉の身体を乗っ取った雪上一無。
ガイアコレクションによる
ガイアコレクションによってコロシー・アイ・システムを搭載された生体兵器。
でも実は――魔女は一人ではなかったのである。
魂のインストール
魂が移植できてしまう希少な現象。
主に肉体部位の移植によって、ドナーの魂、想像を引き継いでしまうといわれているが、現在でも詳しいことはわかっていない。
この現象を意図的に引き起こすことは、国際条約で禁止されている。
【登場人物紹介】
次のページでは本作の登場人物について紹介する。
全員紹介するとは、言っていないのである。
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