自撮り界隈

第1話 いいねが欲しくて

私は自撮り界隈でもトップと言われる、ありさ。

私が#自撮り界隈でツィートをすると20分で500イイネは来る。

DMにも毎日のように付き合ってくれや、チン凸がくる。

付き合ってくれは承認欲求がみたされるから好きだがチン凸は勘弁。

男のいちもつなど画像で見たくない。

私は良いねをもらうためなら何でもやる、乳首くらいだしてもいいともっているが

まだそこまではやらない、そこまでやると次からはもっと過激なものが求められるから、私は最高でも乳首くらいしか出せない。

ありさは渋谷のセンター街を歩いていると「ありさちゃんですか」と声をかけらるほど若者の間では有名な存在となっている。

ありさはその状態が好きだった、私だけを注目されている事が好きだった。

道行く人は私だけをみていてほしかった、全世界が私を注目しちればよかった。

毎日いいねをつけてもらうために私はTwitterを更新する、自撮りやスタバを持った自撮り社員など、何枚もあげる。

毎日投稿しても、いいねが減ることはない、どんどん良いねの数だけが増えていく

とある日、ありさのTwitter投稿が止まった、3年間一日も休まなかったTwitterが3日立っても一週間立っても更新がされない。

ある日、ありさの黒い噂がTwitterに出回った。

捨て垢がありさに顔射をしている写真をTwitterにあげ拡散された。

顔射画像は合成だとか本物という議論が持ち上がっていた。

結論からいうとこの写真は本物だったが合意の上に取られた写真ではなかった。

渋谷のクラブの帰り道、ありさは車に連れ込まれ犯された。顔射の画像は犯された時にとられたものだ。

ありさはそこからTwitterび投稿していない、犯された人間に言われた。

「Twitterに投稿したらつぎはもっとひどい目に合わせるぞ」と

ありさは怖くなりTwitterのアカウントを消した。今でもTwitterを見るのが怖い。

Twitterを見るとあの夜の事を思い出す。

ありさを襲ったグループは捕まった、渋谷の防犯カメラを頼りにグループの三人が捕まった。犯人の供述によると犯人は誰かに指示をされてやったと言っている。

指示をしたのはゆうみだった、ゆうみは自撮り界隈でも有名でありさが来るまでトップを張っていた人物で、ゆうみが逮捕後、警察にいったことは「ありさが羨ましかった」

ありさはその言葉を聞いて「馬鹿じゃないの？」と思った。

ありさはゆうみに憧れて自撮り界隈に進出をしたのに、そのゆうみにこんなことをされると思わなかった。

ありさはこの事件をきっかけに自分の画像を出すことはやめた、ファンの子からは顔を出してくれと言われていたが怖くて顔を出せなかった。

今後もありさは顔を出すことはないだろう