フラれた瞬間クラス転移!お目当ては俺。異世界に来て分かったことは【転移魔法】さえあれば結構どうにでもなる。
夏月(改稿中)
第0話:高校一年生の應地静弥ができるまで。
應地家に産まれてから、静弥と命名された俺──
実の両親や祖父母に、可愛がられて育った一人っ子の俺は、日が沈み暗くなるまで、少しでも長く外で友達と遊び校庭を走り回る、活発で明るい子供だった。
高学年になると、親に似た容姿からか女の子に告白されることもしばしば。でも、俺は恋人と友達の違いがあまりよく分かっておらず、正直まだ付き合うってことに興味がなかったので、OKしたことはない。時には文句を言う女の子もいたけど、みんなの前で誰とも付き合う気はないと言ったら渋々だが納得してくれた。
だから、小学生で交際した女の子はいない。それから告白は減ったが、俺はそれでも問題なかったし、男女関係なく友達とバカやったりして毎日楽しく過ごしていた。
俺の人生が狂い始めたのは、小学校の卒業式を終えた翌日からだった。
その日は、別の中学に行くことになり、もう直ぐ離れてしまう親友と二人、小学校の先生に許可を貰い、卒業前と変わらずボールを借りて校庭で遊んでいた。途中、連続でサッカーボールの空気が抜けてしまったり、なんだり……なんだかツイていないなーという日だった。
そんな中、俺が持たされているスマホに電話が来た。お婆ちゃんからだった。
俺は動きを止めて、親友に一言「悪い、電話」と言い、そいつが頷いたので電話に出る。
「しーくん、今どこだい? 爺さんを迎えに行かせるから教えておくれ」
どこか元気がない声でお婆ちゃんが言うので、何が何だか分からないまま、俺は小学校の校庭にいるとお婆ちゃんに教えた。すると、昇降口で待つよう言われたので了承し電話を切る。親友には「どうかしたー?」と聞かれたので、今から迎えが来るらしいと伝えた。「えーまだ遊びたかった……」とぶちぶち言っていたが、迎えが来るなら仕方ないか……と渋々納得してくれた。
「県外に行くわけじゃないし、また遊べるから安心しろ!」
本当に県外に行く予定が、あるわけじゃないのでそう言ってやると、ホッとした顔をして「約束だから」と言った。
それから一〇分ほどして、お爺ちゃんが車で迎えに来た。
「静弥、待たせたかい? お友達とさよならして乗りなさい」
車のパワーウィンドーを開けて、お爺ちゃんが言う。
俺はお爺ちゃんに頷いて、親友に向き直るとそいつと目が合う。
「じゃあまたな。ナギ」
「ん、また。セイくん」
軽い気持ちでいつも通り、あだ名で呼び合い挨拶を交わして、またどうせ近いうちに会えると思いながら、俺はお爺ちゃんの車に乗り込んだ。
いつもは、少し騒がしいくらいに元気なお爺ちゃんが、今日はいつもと違って見えた。助手席から見るその横顔は、どこか落ち着きがなく……その雰囲気に、俺まで何故か不思議と不安になった。
お爺ちゃんの車で移動すること三〇分ほどで車が止まった。
目的地を聞いていなかったが、なんとなくお爺ちゃんの家か、自宅だと思い込んでいた俺は衝撃を受けた。
着いたのは大きな総合病院。
以前お婆ちゃんが倒れた時に、一度入院したことがある大きな病院。なぜここに? そう思いながらお爺ちゃんを見ると「おいで」と言って手を繋いでくれた。
連れられるままに歩いていると受付に着いた。椅子に座って待っているよう言われたので、大人しく待っていると受付でお爺ちゃんが「應地です」と名乗った。
それを聞いた受付のお姉さんは、電話で呼んだおばさんに引き継ぎ、お爺ちゃんと少しだけ奥に行った。
奥に行ってしまったせいで、会話は聞こえないが何か大事な話をしている雰囲気で、お爺ちゃんの顔もおばさんの顔も真剣だった。
もしかして、またお婆ちゃんが? いや、でも電話かけてきたのはお婆ちゃんだし違うだろう。なら──お父さんかお母さん? その瞬間、俺は子供ながらに何かを察した。
それからは変な汗が止まらなかった。嫌な予感がする、思い出すと今日はろくなことが無い。ボールの空気は二個連続で抜けるし、お母さんが買ってくれた、スマホのストラップは千切れちゃうし、やっと空気が抜けないボールを見つけたかと思えば、電話が来て唐突なタイムアップ……それも相まって今の状況と合わせ不安が消えない。
多分、お父さんかお母さんに何かあったんだ……そうとしか考えられなくなった。
一人、不安でいっぱいになっていると、お爺ちゃんが戻ってきた。横には白衣を着たおじさん──医者もいた。
俺は不安でいっぱいなのを、できるだけ隠しながら「お爺ちゃん、どうしたの?」と聞く。声が震えてしまった。お爺ちゃんは、泣きそうな顔をして俺を抱きしめた。……隠そうとしたけど、失敗した。
まだ何も分かっていない、にも関わらずそれだけで涙が溢れた。一度溢れたら止まらなくて、俺はお爺ちゃんの腕の中で初めて泣きじゃくった。
去年辺りに、お母さんから「静弥は小さい頃から、転んでも怪我しても泣かなかった」と聞いたことがあった。そんな俺が泣いたことで、俺を抱き締めるお爺ちゃんの腕の力が強くなった気がした。
少しの間泣きじゃくった後、医者が俺たちに「大丈夫ですか?」と声をかけた。お爺ちゃんは頷き「大丈夫です」とだけ返す。それを聞いた医者は「ではご案内します」と言った。俺は何も言えなかったがお爺ちゃんは「お願いします」と言って俺の手を繋ぎ医者の後について行った。
ついて行った先は一つの部屋。
ここにお父さんかお母さんが……? 重い病なのかなんなのか、まだ何も情報がないのに、不安だけが募って心臓がドッドッとうるさい。
医者が「どうぞ中へ」と言い、お爺ちゃんが意を結したように、ドアに手をかける。その瞬間、開ける前なのに室内から微かに泣き声が聞こえた。
その声はドアが開くにつれて大きくなり、次第にお婆ちゃんの声だと分かった。
今でも忘れない。忘れられない、あの光景だけはずっと脳裏に焼き付いている。
部屋の中には二つのベッド。人が横になっているので、ベッドの上はこんもりとしている。ベッドにいる人は、声を発することはなく動きもしないで、顔には白い布がかけられていた。
察する嫌でも察してしまう……だってそれ以外に無い。
今ベッドに横たわっている二人は、俺のお父さんとお母さんだ。
そう思った瞬間、足の力が抜けて座り込んでしまった。ここに来る前に確かに泣いた。でもその時はまだ、両親のどちらかが倒れたか、どちらかに重い病気か何かが見つかったと思っていた。
まさか、両親がどちらも既に生きていないなんて……少しも考えなかった。
足から崩れ落ちた俺を、お婆ちゃんは支えるように駆け寄り、抱きしめてくれた。俺はそこからの記憶が曖昧だ。ぼんやり聞こえたのは両親の死因。
事故で、一応病院に運ばれたが、ほぼ即死に近いものだったらしい。
両親は同じ職場で働いている。しかし勤務先は同じでも部署は違う。そんな二人がお昼休憩に出て歩いている時、トラックが二人に突っ込んだらしい。居眠り運転だったそうだ。それを聞いた祖父母は、怒りをあらわにしたがより一層強く、俺を抱きしめた。息苦しさを感じたが、どこか俺はまだ一人じゃないと、感じたのも確かだった。
俺の方は、怒りや悲しみも勿論あるが、何よりも喪失感がすごかった。今朝笑顔で見送ってくれた両親はもういない。あまりに呆気なく、早過ぎるお別れだった。
そして気付いた時には、笑顔の遺影が置かれている両親のお葬式。お婆ちゃんのツテでお葬式は直ぐに出来た。来れる親戚に加え、お母さんとお父さんの職場の人や、友人と思われる人が多数参列しており、真っ黒い服を着て泣いている。
俺の目からは、まるで枯れてしまったかのように、もう涙は出なくなっていた。
お葬式が終わると、今度は俺の話になった。俺の引き取り先をどうするか、それが話し合われた。しかし誰かが何かを言う前に、お爺ちゃんとお婆ちゃんが「私たちに引き取らせて欲しい」と願い出てくれた。
そして俺は、お爺ちゃんとお婆ちゃんが未成年後見人となり、二人の家で一緒に住むことになった。心の整理ができるまでは、俺とお母さんとお父さんが住んでいた家は、そのままにしておくことになった。
しかし、俺の狂った人生はまだ始まりに過ぎなかった。
その後、俺は中学生になった。
祖父母は、両親を亡くした俺を励ましてくれてはいたものの、二人からすれば子供を亡くしたのだから、やはり心に負担がかかっていたのだろう……お婆ちゃんが心労で倒れ、入院することになった。
そして、入院したお婆ちゃんの元に通いながら、俺の面倒も見てくれていたお爺ちゃんは、疲労が溜まっていたのか……ある日、階段から足を踏み外して、この世を去ってしまった。
それを配偶者であるため、知ってしまったお婆ちゃんもそれがトドメとなり、直ぐ後に息を引き取った。
両親の時のように、悲しみもあるが喪失感。自分を可愛がってくれて、ずっと側にいてくれた両親も、祖父母も……もっと大きくなったら、たくさんお金稼いで親孝行して、長生きしてもらおうと考えていたのに、もう誰もいなくなってしまった。
その事実に、何かが抜け落ちた気がした。
祖父母のお葬式も、両親と同じように二人同時に行われた。お爺ちゃんが落下死してしまったその夜に、お婆ちゃんが後を追うように息を引き取ったからだ。
またお葬式。短期間に、両親と祖父母を亡くした子供の、心へのストレスは
俺は心から笑えなくなった。
そんな今や死神のような俺でも、まだまだ子供で未成年なので保護者は必要だ。
お葬式後、また俺の話になった。今度は財産の話もしていた……もう俺のためにと、願い出てくれる人はいない。
話し合いと手続きの結果、子供が欲しいけどいない家へ行くことになった。
未成年後見人になった夫婦の家は、今まで住んでいた所とは遠い所。その為、強制的に移り住むことになり、当然入学したばかりの中学を、転校することになった。
まさかの県外……きっと保護者の同意なしでは、戻れる距離ではないし、お金も無い……ふとナギの顔が浮かび、心の中で「約束破ってごめんな」と謝った。
この時、空を飛んだりお金がなくても長距離移動できればな……と考えた。
これが一度目の転校だ。
一度目の夫婦は、子供ができづらい体らしく最初こそ歓迎気味ではあったものの、既に心からは笑えない俺。愛想笑いはしたことがなく下手くそだった。
元々、一人っ子ではあるものの、甘えたり泣いたりということが、あまり無かった俺が笑わなくなったら、もう大人からすれば子供らしさは無いのだろう。
できるだけ子供らしく笑おうと頑張っても駄目だった。
「子供らしくない」「愛想笑いでかわくない」と時には手を出し、虐待されるようになった。
学校でも、笑えない俺の周りに人が来るのは転校初日だけ。それ以降は、誰も来なくなった。
俺は、笑いたくなくて笑わないのではなく、笑えなくなってしまっただけなのに……。
そして、ある日顔に痣があるまま学校に行くと、虐待の問題で警察沙汰になり、俺は別の親戚の家に行くことになった。
これが二度目の転校だ。
二度目は、俺と同い年の男の子がいる家だった。そこでは、夫婦に虐待されることは無かったが、実子が俺を気に入らないらしく、虐められた。
俺にと与えられた物を、取られたり隠されたり壊されたりして、それを報告すると……弟みたいなものなんだからとか、人のせいにするなとか、物を大事にしろと怒られるのは俺。
仲良くできないか努めるが結果虚しく……自分だけを可愛がってほしいタイプみたいなので何をどうしても無駄だった。
そして、物の紛失や破損が何度も何度も続き、
また親戚か……親戚しか駄目なのか、そうではないのか……俺には分からないが、お金が絡んでる気がした。
これが三度目の転校だ。
三度目は、年の離れた子供がいる家だった。まだ二歳の弟と俺の一つ上の兄の兄弟。
夫婦には、二人で弟を見るように言われたが、俺には幼い子供の世話の仕方なんて分からない。精一杯頑張るが、どうにも上手くいかない。
なのに、世話を頼まれた日……その子の実の兄は、自分は遊びに行くからと、俺に弟を押し付け外出してしまう。
結局俺は何もできず、弟が泣き止まない中帰ってきた夫婦に怒られた。
実の兄は「任せろと言われたから任せただけ…」と嘘をついた。
それが何度も続くと、夫婦が「そのうち息子を殺される!」と言い出し虐待される。その後、家を出ることになった。頑張ったのに……また駄目だった。
これが四度目の転校だ。
二度あることは三度ある。の三度をこえた所で俺は色々諦めた。
その色々が、自分も可愛がってもらうことなのか、家族に溶け込むことなのか、なんなのかは曖昧だが、それら含めてもう無理だと……全て諦めることにした。
四度目は、子供が既に大学生で手がかからない家だった。俺は笑わない子供……夫婦にもお兄さんにも、やっぱり可愛がられることはなく、何より無関心。ただ家に置いてやってるといった感じだ。
そして家事をしない実子と、家事をする暇もなく共働きの夫婦の代わりに、俺が家事を教えられ任され、家政婦のように過ごしていた。
しかし、その家にいる時は日常こそ家政婦のようだが、それ以外は安定していて学校では、俺に声をかけてくれて話せる人もできた。
ある日、ついポロッと家庭の事情を話してしまったが、その子は「私は味方だよ! ずっと側にいるから!」と言ってくれた。
俺は初めてのことに嬉しさを感じた。この子と一緒にいればまた、笑えるようになるかもしれないとまで思った。
しかし、その子と一緒にいるようになり話していたある日、時間だから帰ろうとした所、もう少し一緒にいて欲しいと言われ「もう少しだけなら……」と、残ったが急いで帰った後、家事をしても一部だけ、終えられなかった。
そのたった一度の失敗で「家事もまともにできないのか!」と怒られ、俺は追い出され別の親戚の家に行くことになった。
これが五度目の転校だ。
分かっていたことだが……俺の味方だと、側にいると言ってくれたその子は、俺と同じく子供なので当然、俺の転校を阻止することも結局何もできない。そんなことを、望んでいたわけではないが……なんとなく裏切られたような気がして悲しかった。
結局、自分を守れるのは自分だけだと、確認することになっただけだった。
五度目は、子供を欲していない家だった。夫婦はどちらも仕事が一番、なぜ結婚したのかと疑問に思わざるを得ない状態だった。家は大きくお金持ちだが、どちらも家にいることはほとんどない。
夫婦間が冷めきって見えたが、俺には関係ないし口を出すと、碌なことにならないと思い……口出すことはしない。
今度の夫婦は、懐に余裕があるからか、最低限……と祖父母が他界した後に、解約されて持っていなかったスマホを買い与えてくれた。その他にも生活費にするようお金をくれたが、二人と顔を合わせることはほぼ無かった。
その家では、家事を強制されたりはしなかったが、自分がしないと誰もしないので、日々自分が生きるために家事をして、ある意味大きな家で一人暮らしをしていた。でも今ままでの中では、一番マシかもしれないので不満はない。
その時初めて、前の家で家事をしておいて良かったと思えた。一週間に一度は家の掃除やら庭の手入れをする人は来るが毎日ではない。
だから自分でできなかったら、ご飯はカップ麺生活だし、家の中はゴミ屋敷になって、流石に追い出されていただろう……少しだけ感謝した。
そして、俺はその家で高校生になった。
今までゆっくり勉強する時間なんて無かったので、頑張ったけどギリギリだった。
そして、実は五度目の今の家、昔両親と住んでいた家の近くだった……いつの間にか、故郷に戻って来ていた。後で、昔の家を見に行くのも有りかもしれない。今はどうなっているのか……もしかしたら、もう無かったりするのだろうか──
──それに気付くと、戻って来れたのは嬉しいが、懐かしく、悲しく、寂しい気持ちになった。
お金には不自由しないが、もう他人を頼れなくなった。金持ちだと思われて寄って来られても俺の金じゃないし、信用できるのも自分を守れるのも、自分自身だけだと思うようになっていた。
中学時代の三年間に親戚中でたらい回され、碌なことが無かった俺の人格形成は歪み、高校一年生──現在は多くの人に、好まれないタイプの人格となり、入学から1ヶ月以上経っても、友達ができることはなかった。
笑えない、何より転校が多かったので、友達のつくり方なんて知らない──いや知ってはいたが、それは小学生の頃の話だし……あの頃は欲しいと思わなくても、いつの間にかできていた──やっぱりつくり方なんて知らないな。
しかし友達の前にほぼ強制的に、彼女ができてしまった。なぜ俺なのか……本人に聞いても、はぐらかされるばかり。
彼女は人気があるらしく、発言力もあるみたいなので……下手なことはできない。無視でもしようものなら、泣かれて面倒なことになりそうだ……。尚更なんで俺? と思わざるを得ない。
幸いキスやら何やら、要求されることは無かったので、言われたように毎日帰宅に誘うことだけ淡々とこなしていた。
友達が出来なかったのは、つくり方を知らない他にも、話しかけて来る前に顔を伏せて、寝たふりをしていたから。それでもめげずに、話しかけて来ようとした人もいたが、俺がそんなもの要らないと思っていたのが顔に出ていたんだ思う。視線は感じることがあるが、寄ってくる人数は次第に減っていき、ゼロになった。
今の俺は誰かを信用することも、誰かに頼ることも……相変わらず、心から笑うこともできない。信じられるのも自分を守れるのも自分だけ。いつ、また別の親戚の所に行くことになり、転校するか分からない……だから他は欲しないし要らない。
他人が俺をどう見ようと、どう思おうと……もうどうでもいい。どうせなるようにしかならない。
他人は俺に興味を持たなくていい。俺も他人に興味を持たないから。
面倒ごとになるのは勘弁してほしいので、それなら空気のような扱いでも構わない。
互いに無関心で不干渉で、それでいいじゃないか。
この先、一生関わるわけじゃないし、きっと束の間。
親族ですらアレだ……赤の他人なんて、もっと面倒だろう。
頑張るのは疲れた……。
しかし、偶に……本当に偶にふと思う……こんな俺もいつか、変わる日が来るのだろうか……──そんなことすら、どこか客観的に考えて他人事のようだった。
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