その2 『イヴクロテクス』(1作目)
・登呂築 礼仁(トロツキ れいじん)(49)
対策略的性犯罪非可逆青少年課(略して対策課)の前課長。厳密には三代目。胡子栗に云わせると課長の座を奪い取られたとのことだが、実際は胡子栗不在の間も対策課を存続させる目的があった。
登呂築というのは、瀬勿関が治療中の実験体に付けるコードネームのようなもの。本名は別にある。
祝多のお気に入り。タ=イオワン(女)との間に長女と長男(我孫水夏)をもうけるものの、長女を暴行。死に追いやってしまったことを悔やみ、祝多と共同でイブンシェルタを立ち上げる。
・我孫 水夏(あび スイナ)(?)
三代目課長のほうの登呂築の息子。イブンシェルタを利用する際に宛がった偽名。
イブンシェルタ代表。砂宇土夜妃(さうど・ヨウヒ)に生ぬるいと糾弾され代表を降りる。女装して長女のふりをしていたのは、姉を自殺に追いやった父への無言の追及だったが、代表を降りた際に長い髪をばっさり切ってしまった。
病院から抜け出し、対策課旧事務所のドア前で自殺を図る。「二代目がいないのならもう救われることはない」の意味は、瀬勿関が看破していた通り。自らが呪われた血の下に生まれたことを知っていた。もしかすると姉はいち早くそのことに気づいて死を選んだのかもしれない。
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