とあるおはなしの前日譚

@blueJ

パンデミック収束…そして

 これは書くかもしれない小説の前日譚です。続くかどうかわかりません。

そして私これが第一作目です。色々と至らない点(誤字脱字…etc)当ありますが、ご了承ください



 とあるウイルスの引き起こしたパンデミック。

これの収束は我々が古典的、とよぶようなものによって収束を迎える。


ー陰陽師ー


たった一人の陰陽師によってとあるウイルスのもとの妖が倒された。

それにより、パンデミックは収束した。

そして、妖は、ちょうど発足した森田 義男内閣によって…


「害獣」認定された。


同時に陰陽省も発足。のちに防衛省と予算を取り合うことになるが、それは別の話。

これにより、妖寄りの人間は排斥された。


とある青年の人生は、これによって狂う…


妖怪と人間のハーフ、北川 総司は、親が行方不明だが幸せな人生を送っていた。13歳の春までは…

とある日、最大の親友が彼を半妖であると告白する。

彼は排斥された。 嫌われた。継親にまで、彼は逃げ出した。


―どうして、どうして、僕はなにも悪いことなんてしていないのに―


そんななかついたのはとある廃神社。本殿には刀が置かれている。

かなり長く、大人の身長ほどもある。


「いたぞ!!捕まえろ!!」


彼を追ってきた警官の声がする。


彼は本殿へ追い詰められた。


「ここまでだ、人に化けた獣めっ‼」


つかまった妖はどうなるか、それは北川も知っていた。

獣のような扱いをされ、最後は殺処分か、研究対象とされる。

彼はうしろめたさとともに刀を握る。奉納刀の長い刀を。

かれはもともと力は強いほうだったが、それでも重い。

だがしかしすぐに重いと思わなくなる。


―どうしてだろう―


しかしそこで思考を止める。

警官は驚きで動けていない、


―今だ―


大きく振り上げ、相手に向かって振り下ろす。

警官から血が噴き出て、罪の無かった少年に罪という名の染みを。一生消えることのない染みを作る。


「こ、殺した・・・?」


総司は警官を揺さぶる。しかし反応などあるはずがない。殺したのだから。

総司は嗤うかのような、泣くかのような、あらゆる感情がまざり合うのを感じた。


―そして―


人の世界には帰れないこと。

もう自らが人でないこと。


それを直感的に感じた。


そしてこの時点で彼の思いは決まった。


妖を―守る―


それ以外に彼に出来ることは無い。

それを彼は、自らの意志と思い込んでいるが・・・






―七年後―






今回の依頼は化け狸一家、報酬は・・・いいか、考えても仕方ない。

どうせまともな報酬などないと知っているのだ。


この依頼が、青年となった総司の運命を変えるとは、

誰も思わない。

これは、とあるおはなしに続く物語。



            この物語はフィクションです

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