【9】

霊感の強い人がたまたま家の横を通りかかって

「こんなに強い霊のいる家は 今まで見たことないですっ」

て言いに来たらしい。

実際、自分の部屋にも何か霊のような存在を感じて、夜、眠りにつこうと ふとんに入ったら、机の上に置いておいた カバネルの「ヴィーナス誕生」を模写した絵がふわっと1メートルくらい宙に舞い上がったから、びっくりした。


ボクも、毎日、霊の影響を受けて、

例えば、イレーヌちゃんの、ひものショーツの、ひもを、念力で、はらりと、ほどいて、ショーツを脱がせるくらいのことなら、できるようになった。

イレーヌちゃんのブラの、ひもを、はらりと、肩から、ずり落とすくらいのことも、できるようになった。

それから、念力で、イレーヌちゃんのおっぱいをなめてるところを想像して念じたら、

イレーヌちゃんは本当に、おっぱいをなめられてるように、濡れてきて、感じてくるから、やめてっ て言っていた。本当は、もっと、やってほしいのかも、しれないけども。

高2以降になったら、いっぱいやってみようかなあ。


実験で、ボクの部屋から、イレーヌちゃんの部屋に、テレパシーを念じて、伝わるかどうか試してみた。

ボクは、紙に、くだものを何個か書いて、それを順番に念じていった。


『りんご、バナナ、みかん、ぶどう、なし、スイカ、メロン、イチゴ』って書いて、念を送ってみた。

イレーヌちゃんは、

『りんご、バナナ、ぶどう、みかん、もも、スイカ、メロン』って書いてたから、

なかなか伝わってるほうなのかもなあ。

でも、いっしょに住んでれば、他の人でも、これくらいのことなら、できるかも。


ボクは、自分の部屋から、イレーヌちゃんに、おっぱいをつんつんしてるところを想像したりしてるから、もしかしたら、イレーヌちゃんも勉強か何かしてる時に、なんとなく、おっぱいをつんつんされてるような感じになってるのかな?


ボクは寝てると、霊がボクの上に乗っかってくるのを感じる。時間をふと見ると、よく、11:11だったりする。

何ヵ月か経って、どうも、女の子の、芸術家の、霊であるように思えてきた。

部屋には、お人形さんなんてないのに、なぜだか、お人形さんの気配を感じる。その女の子の持ってた、お人形さんなのかも。

それから、なんとなくなんだけど、芸術に対して、もっと意識を高く持てと言ってるような気になってくる。芸術に対して、宇宙へ広がるような心を持てと、そんなふうに言ってるように思えてくる。

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