未宇星人
ヤッキムン
『1』
「何してんねんな!はよ来なあかんやんっ!」
中3で大阪の中学に転校して初日 みんな体育館に全校集会に行ってて 自分は何も聞いてなかったから 教室前で緊張しながら待ってたら 先生があわてて走って呼びに来た。初対面の先生の勢いある大阪弁を聞いて ああ大阪の中学生活が今日から いよいよ始まってまうんやなあて思ったら 緊張もどこかに吹き飛んでしまい 先生と一緒に体育館に行って みんなの前で「未宇星という星から来ました」と自分の心の中だけで思いながら、転校の挨拶した。
大阪やなかったら 初対面の先生なら もっと丁寧な口調で 「伝わってなくてごめんね」って言うやろうけど 大阪の先生やからか いつもと変わらない大阪弁で 初対面の転校生にも同じように話してくるから 初日で大阪のそういうところ好きになった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます