ハムの私とステーキのあなた

あおりげる。

プロローグ 出会い

 春休みが明け、また学校生活が始まった。私の名前は、佐羅。今年は、恋愛よりも勉強に力を入れるという強い意気込みを持っている。なぜかって?今年で、中学二年生になるからさ。勉強をしないと受験に落ちる。

 

そんななか、現れたのはクールなイケメン転校生。思わず、一目惚れをしてしまいそうになった。でも、性格なんかわからないし顔だけイケメンかもしれない。そういう男の子は嫌いだ。

「はじめまして。東京から引っ越してきました。葉山優輝はやまゆうきといいます。短い間ですがよろしくお願いします。」

 自己紹介をしている頃、私は、その男の子の呼び名を考えていた。そこで思った。かっこいい、わいわい好きな私とは違う、医者の御曹司、頭良い、、、。いろいろと考えてみると、ほぼ反対に近く思えた。そう、私は、誰とでも仲良くキャラ、だから、みんなから愛される食品ハムと例えるとする。すると彼は、、、ビッグステーキ、誰も手軽には食べられない食品だ。


 そんなことを考えていた次の瞬間、私は、頭がくらくらしてきた、そのまま、椅子から落ちて倒れた。

「大丈夫ですか?」

何となく、ステーキ(優輝)の声が聞こえたけれども返事ができなかった。

ーー2時間後ーー

気がつくと、そこにいたのは、ステーキだった。私はわざと聞いてみた。

「優輝くん?」

「はい。葉山家は、日本全国に10つの病院を展開しています。その病院の一つにあなたは搬送されました。目を覚ましたことを父に伝えてきます。」

ステーキの父、"ボスステーキ"が来た。

「念のため色々な検査をしてみます。」






_これが僕らの出会いだ。

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