グータラ殿下の年表

 神聖暦1266年


 エリサリス・デスラー、ヒールドルクス公国筆頭諸侯ビルケッツ・デスラー侯爵と、ボルタリア王ベーラフツ2世の娘アネッサの次女として、ヒールドルクス公国デスラー領に生まれる。長女は夭逝ようせい





 神聖暦1268年


 グーテルハウゼン・ハウルホーフェ、ハウルホーフェ公フレーゲルハウゼンと、ヒールドルクス公ジーヒルホーゼの娘エリザベートの長男として、ハウルホーフェ公国に生まれる。





 神聖暦1273年


 ヒールドルクス公爵ジーヒルホーゼ、選帝侯せんていこう及び、神聖教教主によって、ダリア王、及び、マインハウス神聖国皇帝に推挙すいきょされ、皇帝位につく。





 神聖暦1274年


 マインハウス神聖国皇帝ジーヒルホーゼ4世、ボルタリア王カール2世に対して、帝国追放令を出す。カール2世は、完全無視。





 神聖暦1276年


 ボルタリア王カール2世の帝国追放令を重追放令に切り替え、マインハウス神聖国皇帝ジーヒルホーゼ4世は、帝国諸侯を率いてヴィナールを包囲。ボルタリア王カール2世は、ヴィナール諸侯の寝返りもあり、降伏しボルタリア王国へと、退去する。





 神聖暦1277年


 ジーヒルホーゼ4世、長男アンホレストをヴィナール公国領邦摂政に任命する。ヴィナール諸侯と、一部、領邦諸侯りょうほうしょこうに反発を受ける。





 神聖暦1278年


 ボルタリア王カール2世、フランベルク辺境伯リチャードらと共に、マインハウス神聖国皇帝ジーヒルホーゼ4世に反旗はんきひるがえすが、ジーヒルホーゼ4世に破れ敗死。ボルタリア王には息子のカール3世が就任する。



 ヒールドルクス公国代官ビルケッツ・デスラー、猟師のヴィルヘルム・タイラーによって暗殺される。それを機に、ツヴァイサーゲルト地方東部の領民の間に自治、自由を求める反乱が起きる。





 神聖暦1279年


 ジーヒルホーゼ4世ヴィナール公国を武力制圧。ヴィナール諸侯は、ジーヒルホーゼ4世に忠誠を誓う。



 ツヴァイサーゲルト地方の反乱拡大、デスラー侯爵軍は崩壊ほうかいし、アネッサ・デスラーは、屋敷に火を放ち自害じがい。娘エリサリスは、使用人に助けられ、ハウルホーフェ公国に落ちのびる。





 神聖暦1280年


 ジーヒルホーゼ4世長男アンホレストをヴィナールの領邦諸侯に、次男ヨハネを領邦宰相りょうほうさいしょうに任命する。



 エリサリス・デスラー、ボルタリア王カール3世の養女となり、エリサリス・ボルタリアとなるが、ボルタリア王国には行かず、ハウルホーフェ公国に引き続き、潜伏せんぷくする。





 神聖暦1283年


 ヨハネ・ヒールドルクスが、ヴィナール公国領邦宰相を解任され、新たに、フレーゲルハウゼン・ハウルホーフェが領邦宰相になる。





 神聖暦1285年


 ヴィナール公アンホレスト、長男のヒンギルハイネをヒールドルクス公国へと派遣はけん。自治、自由を求める領民の反乱が拡大し、民主同盟と呼ばれる国家となりつつあるのを危惧きぐし、騎士2500名、兵士5000名合わせて7500名をヒンギルハイネに率いさせる。


 他にハウルホーフェ公国グーテルハウゼンが、騎士150名、兵士300名を率いて参戦。対するはヴィルヘルム・タイラー率いる民主同盟軍1500名。


 両軍は、モルガンレー峠で激突。タイラーの策で、ヒールドルクス公国は大敗。騎士676名、兵士842名もの死者をだす。民主同盟側の死者は、およそ100名。





 神聖暦1286年


 ヒールドルクス公ヒンギルハイネ。軍を率いて民主同盟軍と戦うが敗北。ハウルホーフェ公国グーテルハウゼンの仲介ちゅうかいで、民主同盟と講和こうわする。ヒンギルハイネは、ツヴァイサーゲルト地方東端の領土を民主同盟に割譲かつじょう。これにより、ハウルホーフェ公国と、民主同盟が国境を接する事になる。



 マインハウス神聖国南部を、冷害が襲うが、一部の国を除いて、被害は小さかった。





 神聖暦1287年


 ハウルホーフェ公フレーゲルハウゼンの長男グーテルハウゼン・ハウルホーフェと、ボルタリア王カール3世の養女エリサリス・ボルタリア、ヴィナール公アンホレストの三男トンダルキント・ヒールドルクスと、フランベルク辺境伯リチャードの四女ヨハンナ・フランベルクの結婚式がヴィナール公国公都ヴィナールにおいて、マインハウス神聖国皇帝ジーヒルホーゼ4世、出席の下行われる。

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